スタッフブログ
忘れられない入居~グループホーム~
2024/02/01
こんにちは。老後のあんしん札幌相談室です!
老後のあんしん札幌相談室では、今までに、延べ1500名以上のご相談を対応させていただきました。すべてのご入居に思い入れがありますが、中でもある意味で印象的なご入居者の方もいらっしゃいますので、定期的にですがどんなご入居があったのかなどをお話ししていきます。
今回は「忘れられない入居~グループホーム~」についてお話ししていきます。
ある相談員が2年目のころに出会った方になります。
【人物像】
・Nさん71歳男性
・要介護度1
・お身体はとても元気ですが、認知症の診断あり
・病院から介護老人保健施設へ入所され、数ヵ月経った頃自宅へ戻ることが難しくなりました。
・認知症の主な症状として妄想があり、Nさんは元々工事現場で働いていらっしゃって、日に数回「仕事に行っている感覚になる」ということがありました。
⇒認知症も結構進行しており、無線でお話しを始めたり、外に出ようとしたり、お身体は元気なので走り出したり。などがあり、入居先としては認知症に特化したグループホームが望ましいとなりました。
【グループホーム探し】
色々な事情があり、ご入居できるグループホームを探すのが、なかなか大変となりました。
事情1. 保証人となってくれる方がいなかったので、この段階で入居先の選択肢が大きく減ります。
事情2.男性で若くお身体はお元気ですが、認知症がかなり進行しています。
これらのことからいろいろなグループホームさんにお問合せしても見切れないと断られていました。そんな中で、受入れが大丈夫です!といってくれるグループホームさんがあり、N様と見学に行き、気に入ってもらえたので、慎重に入居のお話を進めました。
【入居までの対応】
一軒家のような形の居室が9部屋あるとても家庭的なグループホームさんです。
・身寄りがいらっしゃらないため、介護老人保健施設の相談員さんと一緒に自宅へ行って荷物を整理したり、段ボールに詰めて引越会社や不用品処分業者さんを手配したり、生活保護を受けられている方だったので、役所の手続きなどのお手伝いなども済ませて、晴れて無事ご入居となりました。
【グループホームでの対応】
入居後いろいろな事件が起きました。
その事件の中でも大きかったものが3つあります。
・謎の愛人事件
・他の入居者様の部屋に繰り返し行ってしまう事件
・鍵破壊外飛び出し事件
この3つはグループホームさんにかなり手を焼かせてしまいました。
謎の愛人事件は割愛させて頂きますが、無事解決しました。
それよりもほかの入居様への部屋へ繰り返し行ってしまったり、鍵を破壊して外に飛び出してしまって、戻ってこられなくなってしまうことが特に問題でした。
これらについてはグループホームさんでもいろいろな対策を講じてくれました。
・他の入居様の部屋に勝手に入れないように扉を二重にして鍵までつけたのですが、これを壊して突破したそうです。
・日中は良いのですが、夜職員さんが少ない時に玄関の鍵を開けて、外に飛び出すことがあり、この対策としてはオートロックの鍵を導入して解決かと思われたのですが、こちらも力業で突破されてしまいました。
⇒オートロックまで突破されていよいよどうしたら良いのかとホーム長さんも引き続き色々試されたそうでが、最終的にはある意外な工夫で解決まで導いてくださいました!!
その工夫というのが、赤と白の三角コーンを置いて「立ち入り禁止」を貼ることだったそうです。
元々ご本人様は工事現場で働いていたので、「立ち入り禁止」を見た瞬間そこは行ってはいけないところなのだと認識するようになったそうです。
このお話しを聞いた時になるほど!その手があったのか!と思ったのはもちろんですが、何よりグループホームさん独自の良さというのをさまざまと知ることができました。
このN様は場合によっては他害行為として退去を迫られる可能性もありましたし、精神科での薬の調整のため入院という可能性もありましたが、それを創意工夫によって見事に解決してくださいました。
今では、入居して6年目ですっかり重鎮さんになって、庭の畑仕事も毎年手伝ってくれるそうです。
認知症の方にとってグループホームさんはやはり必要な施設なのだと認識を強めた一件で、今でも忘れられないご入居となったようです。
認知症の方すべてがグループホームさんに入居すべきという話ではないのですが、個別に対応を考えて、繰り返し実行してくださるので、認知症ケアのプロとしていつも頼りにさせてもらっています。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
今回は以上となります。
今回の内容をYouTubeでも配信していますので、そちらもぜひご覧いただければと思います!
【忘れられない入居】グループホームっていいな - YouTube
今後も老後にまつわる困りごとを解決できるようなことを発信していきます。
また、当社では「まごころサポート」という高齢者様向けのお手伝いサービスも行っております。老人ホームに入らず、自宅でまだまだ頑張りたい!という方も安心できる老人ホームに入りたいという方も、老後にまつわるお悩み事は「老後のあんしん札幌相談室」にてご相談を承ります。お気軽にご連絡ください。
フリーダイヤル
0120-652-118
(ろうごにいいわ)
老後のあんしん札幌相談室では、今までに、延べ1500名以上のご相談を対応させていただきました。すべてのご入居に思い入れがありますが、中でもある意味で印象的なご入居者の方もいらっしゃいますので、定期的にですがどんなご入居があったのかなどをお話ししていきます。
今回は「忘れられない入居~グループホーム~」についてお話ししていきます。
ある相談員が2年目のころに出会った方になります。
【人物像】
・Nさん71歳男性
・要介護度1
・お身体はとても元気ですが、認知症の診断あり
・病院から介護老人保健施設へ入所され、数ヵ月経った頃自宅へ戻ることが難しくなりました。
・認知症の主な症状として妄想があり、Nさんは元々工事現場で働いていらっしゃって、日に数回「仕事に行っている感覚になる」ということがありました。
⇒認知症も結構進行しており、無線でお話しを始めたり、外に出ようとしたり、お身体は元気なので走り出したり。などがあり、入居先としては認知症に特化したグループホームが望ましいとなりました。
【グループホーム探し】
色々な事情があり、ご入居できるグループホームを探すのが、なかなか大変となりました。
事情1. 保証人となってくれる方がいなかったので、この段階で入居先の選択肢が大きく減ります。
事情2.男性で若くお身体はお元気ですが、認知症がかなり進行しています。
これらのことからいろいろなグループホームさんにお問合せしても見切れないと断られていました。そんな中で、受入れが大丈夫です!といってくれるグループホームさんがあり、N様と見学に行き、気に入ってもらえたので、慎重に入居のお話を進めました。
【入居までの対応】
一軒家のような形の居室が9部屋あるとても家庭的なグループホームさんです。
・身寄りがいらっしゃらないため、介護老人保健施設の相談員さんと一緒に自宅へ行って荷物を整理したり、段ボールに詰めて引越会社や不用品処分業者さんを手配したり、生活保護を受けられている方だったので、役所の手続きなどのお手伝いなども済ませて、晴れて無事ご入居となりました。
【グループホームでの対応】
入居後いろいろな事件が起きました。
その事件の中でも大きかったものが3つあります。
・謎の愛人事件
・他の入居者様の部屋に繰り返し行ってしまう事件
・鍵破壊外飛び出し事件
この3つはグループホームさんにかなり手を焼かせてしまいました。
謎の愛人事件は割愛させて頂きますが、無事解決しました。
それよりもほかの入居様への部屋へ繰り返し行ってしまったり、鍵を破壊して外に飛び出してしまって、戻ってこられなくなってしまうことが特に問題でした。
これらについてはグループホームさんでもいろいろな対策を講じてくれました。
・他の入居様の部屋に勝手に入れないように扉を二重にして鍵までつけたのですが、これを壊して突破したそうです。
・日中は良いのですが、夜職員さんが少ない時に玄関の鍵を開けて、外に飛び出すことがあり、この対策としてはオートロックの鍵を導入して解決かと思われたのですが、こちらも力業で突破されてしまいました。
⇒オートロックまで突破されていよいよどうしたら良いのかとホーム長さんも引き続き色々試されたそうでが、最終的にはある意外な工夫で解決まで導いてくださいました!!
その工夫というのが、赤と白の三角コーンを置いて「立ち入り禁止」を貼ることだったそうです。
元々ご本人様は工事現場で働いていたので、「立ち入り禁止」を見た瞬間そこは行ってはいけないところなのだと認識するようになったそうです。
このお話しを聞いた時になるほど!その手があったのか!と思ったのはもちろんですが、何よりグループホームさん独自の良さというのをさまざまと知ることができました。
このN様は場合によっては他害行為として退去を迫られる可能性もありましたし、精神科での薬の調整のため入院という可能性もありましたが、それを創意工夫によって見事に解決してくださいました。
今では、入居して6年目ですっかり重鎮さんになって、庭の畑仕事も毎年手伝ってくれるそうです。
認知症の方にとってグループホームさんはやはり必要な施設なのだと認識を強めた一件で、今でも忘れられないご入居となったようです。
認知症の方すべてがグループホームさんに入居すべきという話ではないのですが、個別に対応を考えて、繰り返し実行してくださるので、認知症ケアのプロとしていつも頼りにさせてもらっています。
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今回は以上となります。
今回の内容をYouTubeでも配信していますので、そちらもぜひご覧いただければと思います!
【忘れられない入居】グループホームっていいな - YouTube
今後も老後にまつわる困りごとを解決できるようなことを発信していきます。
また、当社では「まごころサポート」という高齢者様向けのお手伝いサービスも行っております。老人ホームに入らず、自宅でまだまだ頑張りたい!という方も安心できる老人ホームに入りたいという方も、老後にまつわるお悩み事は「老後のあんしん札幌相談室」にてご相談を承ります。お気軽にご連絡ください。
フリーダイヤル
0120-652-118
(ろうごにいいわ)