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老人ホーム無料紹介所|老後のあんしん札幌相談室

スタッフブログ

PT・OT・STはどう違うのですか?

2018/02/22

こんにちは!老後のあんしん札幌相談室の小田です!今回はPT・OT・STについて解説していきます。

ボランティアをするために介護施設へ行くと「PTとOT、STに連絡を…」などと横文字が飛び出してくるときがあります。介護施設に従事する医療関連の方なのかな、とは思うのですが確かなことはわかりません。一体「PT」「OT」「ST」とは何をする方なのでしょうか。

PTとはphysical therapist(フィジカル・セラピスト)あるいはphysical therapy(フィジカル・セラピー)と呼ばれる理学療法士のことです。

病気やスポーツをしているとき起こった事故などで後遺症を持つ方に対して立ち上がる・歩く・ベッドで寝返りを打つ・起きるなどの日常生活に必要な基本動作の改善指導、ほかにも介護施設に居住している高齢者が社会生活に復帰するために必要な福祉用具や介護施設の居室内の住宅改修など環境整備もおこないます。最近では生活習慣病の予防や障害予防などにも医学療法が使われるようになっています。

OTとはoccupational therapist(オキュペーショナル・セラピスト)と呼ばれる作業療法士のことです。

Occupationalは職業という意味ですから職業訓練と間違える方もいるのですが、身体や精神に障害のある方に対しておこなうもので、アメリカの作業療法士協会の説明文には「人々の自立と円満な生活を送るために、必要な生活スキルを身につけるお手伝いをすること」とありますように、介護施設で高齢者の方々が生きていくためのスキルを身につけるというほうが仕事のイメージをしやすいかと思います。

STとはspeech language hearing therapist(スピーチ・ランゲージ・ヒアリング・セラピスト)あるいはspeech therapist(スピーチ・セラピスト)と呼ばれる言語聴覚士です。

何らかの病気や障害によって言葉のコミュニケーションが不自由になった方のために、例えば介護施設に住む脳梗塞を患った高齢者の方が食べ物をうまく飲み込めないといった嚥下(えんげ)障害・うまく話せない・相手のいっていることがわからない・文字が躍って読めないといった音声障害や言語障害を持つ高齢者の障害者の方は介護施設にもいます。また言葉のおくれや病気などで声帯を失った音声障害、ほかにも思考・判断・知覚・学習・記憶そして情動を含めた心理機能の高機能障害を持つ方も介護施設にはお住まいですね。このような方に対してもリハビリテーションをおこなっています。

どれを取っても介護施設に入居している高齢者の方には欠かせない専門スタッフですね。身体的な機能の回復だけでなく、社会復帰の援助や精神的に治療をするだけでなく障害をおもちの方々に対して療育指導もおこないます。

PTと呼ばれる理学療法士、OTの作業療法士、STの言語聴覚士は、それぞれに特化した専門分野でありながら、医療分野でチームを組み医師や看護師などと一緒になって介護施設に住む高齢者のため課題解決に挑むものです。

今回は以上になります。
老人ホーム・介護施設選びでお困りでしたら老後のあんしん札幌相談室までお気軽にご連絡ください。
(0120-652-118)
老後のあんしん札幌相談室 小田
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