スタッフブログ
データから見る老人ホーム入居のタイミング
2024／04／04
こんにちは。老後のあんしん札幌相談室です。
老人ホーム入居はいつどのタイミングでするべきか問合せがよくあります。
お若いうちから入居される方や100歳近いご年齢で入居される方もいらっしゃるので、その方の心身の状態に併せて入居が必要となるタイミングがご入居のタイミングです。
しかしながら、一般的にもしくは平均すると、どの時期が入居を検討しやすい時期なのかというのを、当相談室の活動報告も兼ねて4つのデータをもとに分析致しますので最後までご覧頂きご検討の際のご参考にして頂ければと思います。
【データその1. ご相談件数】
2022年4月から2023年3月までのデータです。
年間通して当相談室全体で1562件のご相談対応をさせて頂きました。
グラフは相談数の推移ですが、特徴的なのが8月・9月と1月～3月が普段よりも相談数が多くなっています。これは偶然ではなく毎年似た推移になります。
老人ホームを検討しやすい季節があるということになります。
それはなぜでしょうか?
8月・9月というのはお盆や祝日などでご親族が集まりやすい時期になりますので、「親御さんがこの冬自宅で生活するのは難しいのではないか」という話になった時に、ご相談として当相談室へご連絡頂きます。そして老人ホームを探し始め本格的な冬になる前に入居するという動きになります。
イメージでは8月・9月に相談、10月～11月までに入居先を検討、12月に入居するという流れです。
また、1月～3月の時期も相談数が増えるのも偶然ではなく、「暖かくなったら入居する」と言う方々が事前に相談されやすい時期になります。
1月～3月で相談をして、春先に動き出し、夏前に入居するイメージです。
そのためこの相談数が増える時期というのは、夏や冬を見越して事前に相談をしておきやすい時期と言えます。結果入居自体は春や秋に入居される事が多いです。
【データその2. 入居時の介護度】
意外かもしれませんが、要支援1～要介護2の方で97%をしめています。介護がより必要な要介護3以上の方はわずか15%となっています。
要介護3以上の方が新たに施設を探すタイミングというのはご病気によるものや住み替えが多く、ご自宅で要介護3以上の方が相談されるということは珍しい事だと思います。
要介護3以上となると常になんらかの見守りやお手伝いが必要となるので、多くの方はその前段階で老人ホームを検討されています。
【データその3. ご予算帯】
必ず面談時にはご予算帯をお伺いしています。
10万以下と希望される方が約40%です。
ご予算帯=年金額となる方が多いですが、毎月15万以上の年金を得ている方は多くはありません。
国民年金のみの方では満額でも月6万～7万円の間になり、厚生年金を併せてもらっている方でも15万以下の方が多数で、データが実証しています。
その方の収入や預貯金額により使える制度などもあります。以前ブログで解説した生活保護制度を活用して入居される方も大勢いらっしゃいますので、そちらのブログもぜひご覧ください。
【データその4. 入居時のご年齢】
70歳未満の方もいらっしゃいますが、80歳代の方が老人ホームを検討される方が一番多いです。70代の方の入居も多いですが、お年を召されるとご病気の可能性は出てくるので、ご病気によって介護が必要になってくるというのはどうしても出てきてしまいます。
しかし、お元気なうちに老人ホームに入っておきたいという方が年々増えてきており、老人ホームの認識やイメージが変わってきていると思います。
以上4つのデータをまとめると
老人ホーム入居のタイミングは80代以降で要介護1～2の方が検討しやすいタイミングです。しかし、70歳以降ご自身の心身の状態次第で必要とあれば無理して在宅介護を続けないで老人ホームを検討するべきです。
在宅介護は終わりが見えないので、どうかご無理をなさいませんように!
老人ホーム入居を検討する敷居を少しでも下げて頂ければ幸いです
～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・
今回は以上となります。
今回の内容をYouTubeでも配信していますので、そちらもぜひご覧いただければと思います!
【1500件のご相談データ参照】老人ホーム入居のタイミング - YouTube
今後も老後にまつわる困りごとを解決できるようなことを発信していきます。
また、当社では「まごころサポート」という高齢者様向けのお手伝いサービスも行っております。老人ホームに入らず、自宅でまだまだ頑張りたい!という方も安心できる老人ホームに入りたいという方も、老後にまつわるお悩み事は「老後のあんしん札幌相談室」にてご相談を承ります。お気軽にご連絡ください。
フリーダイヤル
0120-652-118
(ろうごにいいわ)
老人ホーム入居はいつどのタイミングでするべきか問合せがよくあります。
お若いうちから入居される方や100歳近いご年齢で入居される方もいらっしゃるので、その方の心身の状態に併せて入居が必要となるタイミングがご入居のタイミングです。
しかしながら、一般的にもしくは平均すると、どの時期が入居を検討しやすい時期なのかというのを、当相談室の活動報告も兼ねて4つのデータをもとに分析致しますので最後までご覧頂きご検討の際のご参考にして頂ければと思います。
【データその1. ご相談件数】
2022年4月から2023年3月までのデータです。
年間通して当相談室全体で1562件のご相談対応をさせて頂きました。
グラフは相談数の推移ですが、特徴的なのが8月・9月と1月～3月が普段よりも相談数が多くなっています。これは偶然ではなく毎年似た推移になります。
老人ホームを検討しやすい季節があるということになります。
それはなぜでしょうか?
8月・9月というのはお盆や祝日などでご親族が集まりやすい時期になりますので、「親御さんがこの冬自宅で生活するのは難しいのではないか」という話になった時に、ご相談として当相談室へご連絡頂きます。そして老人ホームを探し始め本格的な冬になる前に入居するという動きになります。
イメージでは8月・9月に相談、10月～11月までに入居先を検討、12月に入居するという流れです。
また、1月～3月の時期も相談数が増えるのも偶然ではなく、「暖かくなったら入居する」と言う方々が事前に相談されやすい時期になります。
1月～3月で相談をして、春先に動き出し、夏前に入居するイメージです。
そのためこの相談数が増える時期というのは、夏や冬を見越して事前に相談をしておきやすい時期と言えます。結果入居自体は春や秋に入居される事が多いです。
【データその2. 入居時の介護度】
意外かもしれませんが、要支援1～要介護2の方で97%をしめています。介護がより必要な要介護3以上の方はわずか15%となっています。
要介護3以上の方が新たに施設を探すタイミングというのはご病気によるものや住み替えが多く、ご自宅で要介護3以上の方が相談されるということは珍しい事だと思います。
要介護3以上となると常になんらかの見守りやお手伝いが必要となるので、多くの方はその前段階で老人ホームを検討されています。
【データその3. ご予算帯】
必ず面談時にはご予算帯をお伺いしています。
10万以下と希望される方が約40%です。
ご予算帯=年金額となる方が多いですが、毎月15万以上の年金を得ている方は多くはありません。
国民年金のみの方では満額でも月6万～7万円の間になり、厚生年金を併せてもらっている方でも15万以下の方が多数で、データが実証しています。
その方の収入や預貯金額により使える制度などもあります。以前ブログで解説した生活保護制度を活用して入居される方も大勢いらっしゃいますので、そちらのブログもぜひご覧ください。
【データその4. 入居時のご年齢】
70歳未満の方もいらっしゃいますが、80歳代の方が老人ホームを検討される方が一番多いです。70代の方の入居も多いですが、お年を召されるとご病気の可能性は出てくるので、ご病気によって介護が必要になってくるというのはどうしても出てきてしまいます。
しかし、お元気なうちに老人ホームに入っておきたいという方が年々増えてきており、老人ホームの認識やイメージが変わってきていると思います。
以上4つのデータをまとめると
老人ホーム入居のタイミングは80代以降で要介護1～2の方が検討しやすいタイミングです。しかし、70歳以降ご自身の心身の状態次第で必要とあれば無理して在宅介護を続けないで老人ホームを検討するべきです。
在宅介護は終わりが見えないので、どうかご無理をなさいませんように!
老人ホーム入居を検討する敷居を少しでも下げて頂ければ幸いです
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今回は以上となります。
今回の内容をYouTubeでも配信していますので、そちらもぜひご覧いただければと思います!
【1500件のご相談データ参照】老人ホーム入居のタイミング - YouTube
今後も老後にまつわる困りごとを解決できるようなことを発信していきます。
また、当社では「まごころサポート」という高齢者様向けのお手伝いサービスも行っております。老人ホームに入らず、自宅でまだまだ頑張りたい!という方も安心できる老人ホームに入りたいという方も、老後にまつわるお悩み事は「老後のあんしん札幌相談室」にてご相談を承ります。お気軽にご連絡ください。
フリーダイヤル
0120-652-118
(ろうごにいいわ)
