スタッフブログ
2023/09/07
本日は「自分に合うサ高住の見極め方」というお話をしていきます。
サ高住というのは「サービス付高齢者向け住宅」の略称で、一般的には自立向けのお住まいとされていることが多いのですが、実情は結構違います。
結論申し上げると自立向けから介護がどこよりも手厚く受けられる所まで様々あります。
本日は一貫して「サ高住」と略してお話をさせていただきますが、
見てくださっている方には、是非ご自身に合うサ高住に入居してもらいたいのでしっかり解説していきます。
今回の内容を全て見てもらえれば
・サ高住とはそもそもどんな住まいで、どんなサービスを受けられるのか
・どんなメリットやデメリットがあるのか
・どんなタイプや種類があるのか
・どうやって見極めるのか
など分かるようになります!
まず、そもそもサ高住とは何か説明させてもらいます。
サービス付高齢者向け住宅のサービスというのは
①安否確認 ②生活相談になっています。
このサービスはよく介護サービスがついているのでしょう?
と聞かれることが多いのですが実は違います。
安否確認などはお食事の時に食堂に出てきてもらい安否を確認する形をとっている住宅さんが多いです。
生活相談に関しては生活する上で困ったことがあれば相談に乗る人を配置したりするのですが、これら2つのサービスの実施がサ高住の義務になっております。
建物の基準で言いますと記載の通りで色々決まりがあるのですが、それぞれの基準を満たせばサ高住として運営ができます。
つまりこのままで運営しますと元気な高齢者様にとって住みやすいけれども、たくさん介護が必要な方にとっては不安が残るお住まいになってしまいます。
このままの運営であれば、それこそ自立向けのお住まいになるのですが、冒頭申し上げたように介護の手厚いサ高住さんもあり多種多様ありますので、どんな種類があるか解説させていただきます。
また、仕組みについては別のブログでサ高住についてというお話をさせてもらっているので、併せてそちらもご覧頂ければ幸いです。
多種多様ということで大きくいうと2タイプに分かれられます。
①の自立型と②の介護型です。
それぞれにもうワンランク上のタイプもあるので①-2と②-2とさせていただきました。
この呼び方は老後のあんしん札幌相談室での呼び方なので、パンフレットとかには記載されていないのですが、パンフレットに記載されている内容や見学の時に見極められるのでその見極め方も併せてお伝えします。
一個ずつメリットデメリットを踏まえて解説していきます。
まずは①の自立型です
名前の通り自立されている方が入居するサ高住さんで自立〜要支援の認定を受けられている方の入居が多いです。
基本的には介護サービスを受ける際には外部から受けることが多いので見守りなどはほとんどないです。
〈メリット〉
イメージで言いますと自宅生活の延長みたいなイメージで自由なのが特徴です。
また、何かあった時の緊急対応などもしてくれるので、お元気な方からしたら痒いところに手が届くサービスを受けられます。
〈デメリット〉
介護が常時必要になってくると退去を余儀なくされます。
一人暮らしは心配だけど何かあった時のために入居したいというお元気な方におすすめです!
こちらはパンフレットや見学の時に併設介護サービスがないことが確認できれば自立型になっているのと、見学などの時にご案内してくれる方が大体「うちは自立型です」と教えてくれます。
続いては①-2のアクティビティ型です
こちらも基本自立型なのですが、それに加えてサークル活動や行事などが数多くあり、ご友人を作って楽しく生活をしたいという方におすすめです。
〈デメリット〉
こういった取り組みが多いところですと少し高価なところが多いです。
こちらはパンフレットで各種サークルや行事の様子などを記載していたり、見学の時に館内を見て回れば、利用者様の様子や活動の掲示物などがあったりするので、そういった取り組みが随所に散りばめられていればアクティビティに力を入れている所と思ってもらって大丈夫です。
続いて②の介護型です
介護型のサ高住さんは必ずといっていいほど何らかの介護サービスが併設されています。
訪問介護だったり訪問看護だったり、デイサービスも併設されているところもあったりするのですが、そういった介護サービスをそのサ高住の館内に併設させて手厚い介護体制をとっているところもあります。
こういったタイプの方が実は多いです。
〈メリット〉
介護サービスを併設させているわけですから、要介護1〜5までの方が入居しやすいように定期的な見回り、見守りなどを24時間提供しています。
〈デメリット〉
介護が必要な方が多く住まわれているのでいろんな危険を想定して自由を制限していることが多いです。
また、どこまで対応できるかはそのサ高住によってバラバラなので、重要なのはどんな介護サービスを併設させて、どんなケアをできるかすり合わせが必要です。
こちらはパンフレットには「併設事業所」として例えば訪問介護事業所ですとかデイサービスですとか記載されているところは介護型のところが多いです。
また、見学の時に認知症になっても住み続けられるか、看取りはやっているかなどを確認してすり合わせをしていきましょう。
続いて②-2介護医療型です
こちらは先ほどの介護型の特性に加え、看護師さんを常駐させ
日中〜24時間看護師さんによる医療行為を可能にしています。
結果このタイプが特養さんよりも、介護付有料さんよりも手厚いサービスが受けられることもあります。
〈デメリット〉
高価なところが多いところです。
また、一部入居要件が厳しいところもあり、いろんな意味で入居しづらい場合もあったりします。
パンフレットでこちらはまず「訪問看護」の事業所が併設されているのが前提で、強く謳っているところは24時間看護師常駐と謳っています。
また、医療行為対応表というのも載せているものもあり、インスリン○とか点滴○など書かれているところは医療型といっていいかと思います。
以上4タイプご説明しましたが、まとめも兼ねて一覧表作成しました。
サ高住だけでもタイプがいっぱいあり、これだけの幅があるので、しっかりパンフレットを読み込み、見学ですり合わせをしてご本人に合うサ高住さんを見つけていただければと思います。
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今回は以上となります。
今回の内容をYouTubeでも配信していますので、そちらもぜひご覧いただければと思います!!
自分に合う!サ高住の見極め方 - YouTube
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