スタッフブログ
もっと活用すべき介護老人保健施設
2024/01/11
こんにちは。老後のあんしん札幌相談室です。
もっと多くの方に利用してもらいたい「介護老人保健施設略して老健」。
過去ブログで「老人ホームに入らず、自宅で長く暮らす方法」というのを載せてありますが、本日はもっと詳しく老健について解説していきますので、最後までご覧ください!
【老健の概要】
・公的施設の位置づけ
・一言で言うと「リハビリ特化施設」
=要介護高齢者の心身の機能維持や回復を支援してくれるのがメインですが、日常生活のお世話をしてくれる介護施設。
〈入居要件〉
・要介護1以上の方で原則65歳以上
・特定疾病の方は40歳以上
〈人員配置基準〉
医師 : 1人以上(常勤)
看護介護体制 : 3:1以上(常勤換算)
栄養士 : 1名以上
ケアマネジャー : 1名以上
支援相談員 : 1名以上
理学療法士 : 1名以上
言語聴覚士/作業療法士 : 1名以上
※リハビリ専門職の方が1人以上いらっしゃるので、希望すれば3ヵ月間専門的なリハビリを個別で週3回以上受けることができます。
★とても手厚い人員配置が特徴です!!
◆老健のお部屋タイプ
〈従来型〉
・2人部屋~4人部屋が多く、お安く入居できるタイプ
〈ユニット型〉
・近年増えている老健はほとんどがこの形のタイプ
・基本的には1人部屋で生活する空間ですが従来型に比べて費用が高くなることが多い
【メリット・デメリット】
〈メリット〉
・比較的安く、すぐ入居できる施設なので、自宅生活を送れない時に相談しやすい
※地域によっては満床が続いていることもありますが、中間施設という位置づけなので空室は出やすい施設の形態です。
・3ヵ月間希望すれば集中的に週3日以上個別で専門職によるリハビリを受けられる
※老健によって異なりますが、3ヵ月間という期間はどこも一緒ですが、週3のところもあれば、多いところでは週6回個別でリハビリを受けられるところもあるのと、認知症のリハビリも受けることができます。
★他の施設では個別で専門職の方に集中してリハビリをしてもらうことができないので、老健はリハビリを集中的に受けられるという大きなメリットになります!!
〈デメリット〉
・3ヵ月後にはリハビリの回数が減ってしまいます。
※週2回前後になってしまうので、もっとリハビリをしたいという方には3ヵ月後からは物足りなくなってしまいます。
・中間施設なので、自宅に戻るか施設を検討するか、いずれかを検討しなければいけません。
・次に移ることが前提として入居することになるので、ご高齢の方からしたら負担になり得ます。
※環境の変化は認知症が進行する可能性があると言われていますから、それを前提としてしまうとなかなか決断できかねます。
◎前回の特養さん同様に老健さんに対しての質問を聞かれるので、ウソ・ホント最新のお話しをしていきます。
Q1. 老健にはいると退去が前提なので認知症が進行してしまう?
A.半分ホントで半分ウソです。
⇒ご高齢の方にとって環境の変化は認知症を進行させやすいと言われているのは事実です。ですが、考え方次第ですが、自宅に1人で生活をされていて、あまり刺激の多くない生活をしている方がリスクになり得ます。
また、老健ですと認知症のリハビリもしてくださるので、いろいろな面で考えても老健を利用するメリットは大きいです。
Q2. 老健は3ヵ月で出されてしまうのですか?
A.ウソです。
⇒行き先が決まっていないのに、一方的に出されるということはまずないのでご安心ください。ただ、3ヵ月をすぎるとリハビリの回数がグッと減ってしまうので、次の行先は相談員さんと一緒に決めていくのが良いです。また3ヵ月というのは目安になります。
【老健おススメ活用方法】
①自宅での生活な不安な時に数ヵ月利用
⇒例えば、季節柄雪の多い地域では冬、とても熱くなる地域では夏など、その期間だけ毎年利用するという方法です。
☆その不安な期間を乗り越えることもできますし、その間リハビリもできるので一石二鳥です!
②自宅から老健、老健から自宅そしてまた自宅から老健のように、1年の中でサイクルを作る方法です。
☆それぞれ3ヵ月ごとのスパンで利用されている方もいます。
◇以前ご相談頂いた方で、絶対に老人ホームには入りたくない!という方がいましたが、この生活を10年続けて老人ホームには入らないで、メリハリをつけながら生活を送られていました。不思議なのが老健は老人ホームではないのかなと思うのですが、早いうちから老健さんを利用していたので、老人ホームという認識ではなかったようです。
③特養待ちという形で利用する
⇒事前に老健に相談が必要ですが、特養待ちという形で老健に入所されている方も結構多くいます。
☆介護度や生活背景によって叶えられるかどうかはその老健に確認が必要ですが、多くの方がそのように利用されております。検討することがあれば、老健に入所する際に相談してみましょう!
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
今回は以上となります。
今回の内容をYouTubeでも配信していますので、そちらもぜひご覧いただければと思います!!
もっと活用すべき介護老人保健施設 - YouTube
今後も老後にまつわる困りごとを解決できるようなことを発信していきます。
また、当社では「まごころサポート」という高齢者様向けのお手伝いサービスも行っております。老人ホームに入らず、自宅でまだまだ頑張りたい!という方も安心できる老人ホームに入りたいという方も、老後にまつわるお悩み事は「老後のあんしん札幌相談室」にてご相談を承ります。お気軽にご連絡ください。
フリーダイヤル
0120-652-118
(ろうごにいいわ)
もっと多くの方に利用してもらいたい「介護老人保健施設略して老健」。
過去ブログで「老人ホームに入らず、自宅で長く暮らす方法」というのを載せてありますが、本日はもっと詳しく老健について解説していきますので、最後までご覧ください!
【老健の概要】
・公的施設の位置づけ
・一言で言うと「リハビリ特化施設」
=要介護高齢者の心身の機能維持や回復を支援してくれるのがメインですが、日常生活のお世話をしてくれる介護施設。
〈入居要件〉
・要介護1以上の方で原則65歳以上
・特定疾病の方は40歳以上
〈人員配置基準〉
医師 : 1人以上(常勤)
看護介護体制 : 3:1以上(常勤換算)
栄養士 : 1名以上
ケアマネジャー : 1名以上
支援相談員 : 1名以上
理学療法士 : 1名以上
言語聴覚士/作業療法士 : 1名以上
※リハビリ専門職の方が1人以上いらっしゃるので、希望すれば3ヵ月間専門的なリハビリを個別で週3回以上受けることができます。
★とても手厚い人員配置が特徴です!!
◆老健のお部屋タイプ
〈従来型〉
・2人部屋~4人部屋が多く、お安く入居できるタイプ
〈ユニット型〉
・近年増えている老健はほとんどがこの形のタイプ
・基本的には1人部屋で生活する空間ですが従来型に比べて費用が高くなることが多い
【メリット・デメリット】
〈メリット〉
・比較的安く、すぐ入居できる施設なので、自宅生活を送れない時に相談しやすい
※地域によっては満床が続いていることもありますが、中間施設という位置づけなので空室は出やすい施設の形態です。
・3ヵ月間希望すれば集中的に週3日以上個別で専門職によるリハビリを受けられる
※老健によって異なりますが、3ヵ月間という期間はどこも一緒ですが、週3のところもあれば、多いところでは週6回個別でリハビリを受けられるところもあるのと、認知症のリハビリも受けることができます。
★他の施設では個別で専門職の方に集中してリハビリをしてもらうことができないので、老健はリハビリを集中的に受けられるという大きなメリットになります!!
〈デメリット〉
・3ヵ月後にはリハビリの回数が減ってしまいます。
※週2回前後になってしまうので、もっとリハビリをしたいという方には3ヵ月後からは物足りなくなってしまいます。
・中間施設なので、自宅に戻るか施設を検討するか、いずれかを検討しなければいけません。
・次に移ることが前提として入居することになるので、ご高齢の方からしたら負担になり得ます。
※環境の変化は認知症が進行する可能性があると言われていますから、それを前提としてしまうとなかなか決断できかねます。
◎前回の特養さん同様に老健さんに対しての質問を聞かれるので、ウソ・ホント最新のお話しをしていきます。
Q1. 老健にはいると退去が前提なので認知症が進行してしまう?
A.半分ホントで半分ウソです。
⇒ご高齢の方にとって環境の変化は認知症を進行させやすいと言われているのは事実です。ですが、考え方次第ですが、自宅に1人で生活をされていて、あまり刺激の多くない生活をしている方がリスクになり得ます。
また、老健ですと認知症のリハビリもしてくださるので、いろいろな面で考えても老健を利用するメリットは大きいです。
Q2. 老健は3ヵ月で出されてしまうのですか?
A.ウソです。
⇒行き先が決まっていないのに、一方的に出されるということはまずないのでご安心ください。ただ、3ヵ月をすぎるとリハビリの回数がグッと減ってしまうので、次の行先は相談員さんと一緒に決めていくのが良いです。また3ヵ月というのは目安になります。
【老健おススメ活用方法】
①自宅での生活な不安な時に数ヵ月利用
⇒例えば、季節柄雪の多い地域では冬、とても熱くなる地域では夏など、その期間だけ毎年利用するという方法です。
☆その不安な期間を乗り越えることもできますし、その間リハビリもできるので一石二鳥です!
②自宅から老健、老健から自宅そしてまた自宅から老健のように、1年の中でサイクルを作る方法です。
☆それぞれ3ヵ月ごとのスパンで利用されている方もいます。
◇以前ご相談頂いた方で、絶対に老人ホームには入りたくない!という方がいましたが、この生活を10年続けて老人ホームには入らないで、メリハリをつけながら生活を送られていました。不思議なのが老健は老人ホームではないのかなと思うのですが、早いうちから老健さんを利用していたので、老人ホームという認識ではなかったようです。
③特養待ちという形で利用する
⇒事前に老健に相談が必要ですが、特養待ちという形で老健に入所されている方も結構多くいます。
☆介護度や生活背景によって叶えられるかどうかはその老健に確認が必要ですが、多くの方がそのように利用されております。検討することがあれば、老健に入所する際に相談してみましょう!
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今回は以上となります。
今回の内容をYouTubeでも配信していますので、そちらもぜひご覧いただければと思います!!
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今後も老後にまつわる困りごとを解決できるようなことを発信していきます。
また、当社では「まごころサポート」という高齢者様向けのお手伝いサービスも行っております。老人ホームに入らず、自宅でまだまだ頑張りたい!という方も安心できる老人ホームに入りたいという方も、老後にまつわるお悩み事は「老後のあんしん札幌相談室」にてご相談を承ります。お気軽にご連絡ください。
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(ろうごにいいわ)