スタッフブログ
ご両親の緊急時対策
2024/04/11
こんにちは。老後のあんしん札幌相談室です。
ご両親にはケガも病気もなくずっと元気に生活してもらいたいと誰もが願っていると思いますが、年齢を重ねると例外なくケガや病気などの様々な心配事が出てきてしまいます。
こういう事は予兆もなく突然起こるため、いざケガやご病気などになってしまった時に、どうしたら良いのかと慌てて勉強したり、老人ホーム検討をしたり、余裕のない状況で物事を決めていかないといけなくなります。
そういう時に備えて、もしご両親に何かあった時にどんな事が起こり得るのか、どういう対策が必要となるのかをご説明致しますので、最後までご覧ください。
2つのケースを想定してご説明致します。
【ご両親のどちらかが介護が必要になった時】
ケガや病気、認知症などでご両親のどちらかが介護が必要になった時に起こり得るのは、「老老介護」という問題が起こります。
老人が老人を介護するという意味で「老老介護」と名付けられています。
老老介護はとても大変で、共倒れになることが非常に多いです。
例えば、お父様がお母様の介護をする場合、家事ができない方が非常に多いです。
時代の背景はありますが、今まで料理や洗濯、掃除など家の事はお母様が担っているというご家庭がほとんどだと思います。そんなお母様に介護が必要になると、お父様が家のことをやらなくてはいけなくなります。
最初はできるかもしれませんが、習慣が今までなかった方ですと、次第にやらなくなってしまいます。
そうすると、食事面では栄養が偏ってしまったり、掃除が出来ていないと不衛生な生活環境の中で生活することにもつながるので、心身ともに病気になりやすい環境が作られてしまいます。
逆にお母様がお父様の介護をする場合は、家事の部分は大丈夫でも、身体介助が必要な場合は体力面が心配になります。
こちらも何回かはできるかもしれませんが、毎日のことになってくると身体的に限界がきてしまいます。
このようにどちらかが介護が必要になった際にはもう一方にかなりの負荷がかかってしまうのが老老介護の非常に大半なところとなります。
1人で抱え込んでしまうと身体的にはもちろんの事、精神的な負荷が実は多いのです。
お子様やご親族で担える部分は担って差し上げると、自分は1人ではないのだと思えるので、叶うことであれば少しでも労力を分散させましょう!
【施設入居やご逝去によって独居になった時】
今まで二人暮らしだったのが、一人暮らしになると認知機能や身体機能が低下しやすいです。理由は明白で、今までと生活環境が大きく変わっていまい、行動が少なくなりうるからです。外出する機会や体を動かす機会が減ったり、人と話す機会が減ったり料理を作らなくなったりなど、普段当たり前のようにやっていたことをしなくなってしまうと、できなくなっていまい、結果認知機能・身体機能の低下に繋がります。
独居になった時には孤立させないことが非常に重要です。
しかし、お子様やご親族の方が毎日見に行くことも難しいと思うので、ヘルパーさんやデイサービスなど介護保険サービスを利用してみて下さい。
これらの2つのケースを見据えた対策として3つの流れに沿って備えておきましょう。
① 両親を含めた家族間で役割分担を明確にします。
お子様もライフステージによっては関わることの出来るタイミングとそうではないタイミングがあるかと思います。ご本人に関わることができるご親族が何人いるかを把握しましょう。
例えば、買い物は近くに住んでいる娘さんが担当となり、金銭管理は遠くに住んでいる息子さん、といった形で少しでも関わってもらえるだけで介護をしている親御さんの心は救われます。
しかし、それだけでは介護をしている親御さんは大変なままです。
② 介護認定を受けて外部の専門家の目を入れましょう。
必ずお住まいの地域担当の地域包括支援センターという介護のよろず相談を受け付けてくれるところがあるので、まずはそちらに相談しましょう!
そして介護保険の認定をうけて、ケアマネジャーさんについてもらい現状の生活の課題やどうしたら良いのかを専門家目線で継続的に相談に乗ってもらえるようにします。
③ 介護保険サービスを早いうちから利用しましょう。
ケアマネジャーさんからいろいろなサービスのご提案を頂けるようになります。
例えば、毎日自宅でお父様の介護をお母様がされていて、気が休まる時がないという課題があれば、デイサービスに週2~3回お父様に通ってもらい、その日はお母さまが休める日を作るなどできます。
介護保険サービスは多岐にわたる困りごとを解消するべく、幅広いサービスがたくさんあるのでぜひ利用してください。
今、困っている方はすぐに活用して頂きたいです。まだ、ご両親様が何の心配がなかったとしても、何かあった時のために頭の片隅にでも置いておいてもらえればと思います。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
今回は以上となります。
今回の内容をYouTubeでも配信していますので、そちらもぜひご覧いただければと思います!
【ご両親の緊急時対策】具体的に解説!!! - YouTube
今後も老後にまつわる困りごとを解決できるようなことを発信していきます。
また、当社では「まごころサポート」という高齢者様向けのお手伝いサービスも行っております。老人ホームに入らず、自宅でまだまだ頑張りたい!という方も安心できる老人ホームに入りたいという方も、老後にまつわるお悩み事は「老後のあんしん札幌相談室」にてご相談を承ります。お気軽にご連絡ください。
フリーダイヤル
0120-652-118
(ろうごにいいわ)
ご両親にはケガも病気もなくずっと元気に生活してもらいたいと誰もが願っていると思いますが、年齢を重ねると例外なくケガや病気などの様々な心配事が出てきてしまいます。
こういう事は予兆もなく突然起こるため、いざケガやご病気などになってしまった時に、どうしたら良いのかと慌てて勉強したり、老人ホーム検討をしたり、余裕のない状況で物事を決めていかないといけなくなります。
そういう時に備えて、もしご両親に何かあった時にどんな事が起こり得るのか、どういう対策が必要となるのかをご説明致しますので、最後までご覧ください。
2つのケースを想定してご説明致します。
【ご両親のどちらかが介護が必要になった時】
ケガや病気、認知症などでご両親のどちらかが介護が必要になった時に起こり得るのは、「老老介護」という問題が起こります。
老人が老人を介護するという意味で「老老介護」と名付けられています。
老老介護はとても大変で、共倒れになることが非常に多いです。
例えば、お父様がお母様の介護をする場合、家事ができない方が非常に多いです。
時代の背景はありますが、今まで料理や洗濯、掃除など家の事はお母様が担っているというご家庭がほとんどだと思います。そんなお母様に介護が必要になると、お父様が家のことをやらなくてはいけなくなります。
最初はできるかもしれませんが、習慣が今までなかった方ですと、次第にやらなくなってしまいます。
そうすると、食事面では栄養が偏ってしまったり、掃除が出来ていないと不衛生な生活環境の中で生活することにもつながるので、心身ともに病気になりやすい環境が作られてしまいます。
逆にお母様がお父様の介護をする場合は、家事の部分は大丈夫でも、身体介助が必要な場合は体力面が心配になります。
こちらも何回かはできるかもしれませんが、毎日のことになってくると身体的に限界がきてしまいます。
このようにどちらかが介護が必要になった際にはもう一方にかなりの負荷がかかってしまうのが老老介護の非常に大半なところとなります。
1人で抱え込んでしまうと身体的にはもちろんの事、精神的な負荷が実は多いのです。
お子様やご親族で担える部分は担って差し上げると、自分は1人ではないのだと思えるので、叶うことであれば少しでも労力を分散させましょう!
【施設入居やご逝去によって独居になった時】
今まで二人暮らしだったのが、一人暮らしになると認知機能や身体機能が低下しやすいです。理由は明白で、今までと生活環境が大きく変わっていまい、行動が少なくなりうるからです。外出する機会や体を動かす機会が減ったり、人と話す機会が減ったり料理を作らなくなったりなど、普段当たり前のようにやっていたことをしなくなってしまうと、できなくなっていまい、結果認知機能・身体機能の低下に繋がります。
独居になった時には孤立させないことが非常に重要です。
しかし、お子様やご親族の方が毎日見に行くことも難しいと思うので、ヘルパーさんやデイサービスなど介護保険サービスを利用してみて下さい。
これらの2つのケースを見据えた対策として3つの流れに沿って備えておきましょう。
① 両親を含めた家族間で役割分担を明確にします。
お子様もライフステージによっては関わることの出来るタイミングとそうではないタイミングがあるかと思います。ご本人に関わることができるご親族が何人いるかを把握しましょう。
例えば、買い物は近くに住んでいる娘さんが担当となり、金銭管理は遠くに住んでいる息子さん、といった形で少しでも関わってもらえるだけで介護をしている親御さんの心は救われます。
しかし、それだけでは介護をしている親御さんは大変なままです。
② 介護認定を受けて外部の専門家の目を入れましょう。
必ずお住まいの地域担当の地域包括支援センターという介護のよろず相談を受け付けてくれるところがあるので、まずはそちらに相談しましょう!
そして介護保険の認定をうけて、ケアマネジャーさんについてもらい現状の生活の課題やどうしたら良いのかを専門家目線で継続的に相談に乗ってもらえるようにします。
③ 介護保険サービスを早いうちから利用しましょう。
ケアマネジャーさんからいろいろなサービスのご提案を頂けるようになります。
例えば、毎日自宅でお父様の介護をお母様がされていて、気が休まる時がないという課題があれば、デイサービスに週2~3回お父様に通ってもらい、その日はお母さまが休める日を作るなどできます。
介護保険サービスは多岐にわたる困りごとを解消するべく、幅広いサービスがたくさんあるのでぜひ利用してください。
今、困っている方はすぐに活用して頂きたいです。まだ、ご両親様が何の心配がなかったとしても、何かあった時のために頭の片隅にでも置いておいてもらえればと思います。
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今回は以上となります。
今回の内容をYouTubeでも配信していますので、そちらもぜひご覧いただければと思います!
【ご両親の緊急時対策】具体的に解説!!! - YouTube
今後も老後にまつわる困りごとを解決できるようなことを発信していきます。
また、当社では「まごころサポート」という高齢者様向けのお手伝いサービスも行っております。老人ホームに入らず、自宅でまだまだ頑張りたい!という方も安心できる老人ホームに入りたいという方も、老後にまつわるお悩み事は「老後のあんしん札幌相談室」にてご相談を承ります。お気軽にご連絡ください。
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