スタッフブログ
「専門家目線の失敗しない老人ホーム選び」とは
2024/06/06
こんにちは。老後のあんしん札幌相談室です。
今までにも似たようなブログを載せてきましたが、今回は当相談室の相談員向けに行っている研修の中で伝えている内容のため、プロ目線での老人ホーム選びのポイントのおさえかたをしっかりとお伝え致します。そして見学の時に全て確認できるポイントになっていますので、見学の際にお役立て頂けたら幸いです。
まずは大枠で、エリア・スタッフ・医療介護体制・設備・その他の5つの大枠の視点を持って見学に挑みましょう。
順番にご説明致します。

近場の駅やバス停、インターチェンジなどを把握しましょう。
ご家族のご自宅や勤務先からの所要時間、車でのアクセス、駐車場の有無などを確認し、無理なく通うことができるか確認しましょう。
また、スーパーや娯楽施設なども把握しておいてください。
入居した後も人生は長く続いていきます。
ご本人様が生活することをしっかり想定して、散歩できそうなところが近くにあるのか、趣味嗜好に合う娯楽施設や商業施設はあるのかなどしっかり検討ポイントとして押さえておきましょう!

介護士・看護師の配置を確認しましょう。
有料老人ホームやグループホーム、サ高住などの多くは24時間介護サービスを受けられるところが多いです。
介護と医療のサービスがどれくらいの頻度でどれくらいの内容を受けられるかをしっかりと確認しましょう。
老人ホームの方向性や考え方によっては人数や配置は統一されておりませんので、ここはとても重要な確認すべきポイントになっております。
加えて看護師がいるホームでは、対応できる医療行為はどこまでなのか確認しましょう。
日中の配置のみで収まる医療処置と24時間看護師がいないと処置できない医療行為があるので、介護士・看護師ともに何時から何時まで勤務しているのか確認が必要です。
また、リハビリの体制もしっかり聞いておくべきポイントです。
ご高齢の方ですと、意図して運動をしていかないと運動不足になってしまい、身体機能に悪い影響を及ぼしてしまいます。
集団リハビリの機会があるのか、個別リハビリまでしてもらえるのか、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などの専門職の方に見てもらえるのかしっかり確認しましょう。
※ 理学療法士=PT 作業療法士=OT 言語聴覚士=ST

先程も触れましたが、ここがそもそも間違った状態でお話が進んでしまうと、ミスマッチに繋がってしまうので、どこまでの対応をそこのホームで行ってくれるかしっかり確認しましょう。
特に医療の方では、ご高齢の方はご病気がきっかけで医療処置が必要になることも想定しておいた方が良いです。
例えば、飲み込みの機能が低下してしまいますと、痰の吸引という医療行為が発生することもありますが、この痰の吸引処置は痰が溜まったら都度対応をしてもらわないといけないので、24時間看護師さんか対応できる介護士さんがいないといけません。
他にもそういった医療行為はどなたでも発生しうるので、体制はしっかり確認しましょう。

建物の中のお話ですが、まずは居室について詳しくお伝え致します。
こちらをご覧ください。

見学する際にはこういったお部屋を見る機会がありますが、この時にいくつか質問事項が出てきます。
① 家具は備付なのか、備付ではない家具は何か。新たに用意するものはあるのか
② 福祉用具の提携はあるか、センサーはついているのか、コールボタンはどこにあるのか
③ 右手左手どちらの使用の居室なのか、トイレ内にもコールがあるか
など、見学時に確認していきましょう。
次は食堂です。

・食堂などの共有部は清潔を保っているかどうか
・医療食・介護食など特別な食事形態になったとしても対応できるのか
・食事の提供方法
などを確認していきましょう。
次は浴室です。

・個室なのか大浴場なのか
・機械浴があるのか
・週に何回入浴できるのか
・見守り体制はどうなっているのか
などが挙げられるので確認してみましょう。
これらを確認していくとそこのホームではどのようなケアを想定されているのかなど参考にできます。

レクリエーションやイベント、サークル活動などがあるのか確認しましょう。
レクやイベントはやっているところでも参加は自由だったりします。
参加を基本望まない方でも月1回のイベントには参加したいという方も多くいらっしゃいます。
どのくらいの頻度で行われているのか、そもそも行われているのかなどをしっかり確認しましょう。
共有部にイベントカレンダーを張り出しているところも多いのでそちらをご覧になると分かります。
また、お酒・タバコなどの嗜好品はどこまで可能なのかも確認しましょう。
生活していく上で好きだったものがちょっとでも継続できる方が良いに決まっています。
ご本人のご希望に叶うところを選んでいただけたらと思います。
最後にこれはよく言われていることなのですが、ホーム内の匂いは注意して確認してください。どこまでサービスが行き届いているかをしっかり確認できます。
ここをないがしろにして異臭がする環境を提供しているホームで、素晴らしいホームに出会ったことがないので、一番初めの前提として清潔を保って、異臭がしないホームを選びましょう。
専門的な目線を交えながら、押さえるべきポイントを今回は厳選させていただきました。
細かく上げるともっといろいろ出てきますが、まずここの部分を押さえて頂けたらあんしんだと思いますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
今回は以上となります。
今回の内容をYouTubeでも配信していますので、そちらもぜひご覧いただければと思います!
「専門家目線の失敗しない老人ホーム選び」とは!? - YouTube
今後も老後にまつわる困りごとを解決できるようなことを発信していきます。
老人ホームに入らず、自宅でまだまだ頑張りたい!という方も安心できる老人ホームに入りたいという方も、老後にまつわるお悩み事は「老後のあんしん札幌相談室」にてご相談を承ります。
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0120-652-118
(ろうごにいいわ)
今までにも似たようなブログを載せてきましたが、今回は当相談室の相談員向けに行っている研修の中で伝えている内容のため、プロ目線での老人ホーム選びのポイントのおさえかたをしっかりとお伝え致します。そして見学の時に全て確認できるポイントになっていますので、見学の際にお役立て頂けたら幸いです。
まずは大枠で、エリア・スタッフ・医療介護体制・設備・その他の5つの大枠の視点を持って見学に挑みましょう。
順番にご説明致します。

近場の駅やバス停、インターチェンジなどを把握しましょう。
ご家族のご自宅や勤務先からの所要時間、車でのアクセス、駐車場の有無などを確認し、無理なく通うことができるか確認しましょう。
また、スーパーや娯楽施設なども把握しておいてください。
入居した後も人生は長く続いていきます。
ご本人様が生活することをしっかり想定して、散歩できそうなところが近くにあるのか、趣味嗜好に合う娯楽施設や商業施設はあるのかなどしっかり検討ポイントとして押さえておきましょう!

介護士・看護師の配置を確認しましょう。
有料老人ホームやグループホーム、サ高住などの多くは24時間介護サービスを受けられるところが多いです。
介護と医療のサービスがどれくらいの頻度でどれくらいの内容を受けられるかをしっかりと確認しましょう。
老人ホームの方向性や考え方によっては人数や配置は統一されておりませんので、ここはとても重要な確認すべきポイントになっております。
加えて看護師がいるホームでは、対応できる医療行為はどこまでなのか確認しましょう。
日中の配置のみで収まる医療処置と24時間看護師がいないと処置できない医療行為があるので、介護士・看護師ともに何時から何時まで勤務しているのか確認が必要です。
また、リハビリの体制もしっかり聞いておくべきポイントです。
ご高齢の方ですと、意図して運動をしていかないと運動不足になってしまい、身体機能に悪い影響を及ぼしてしまいます。
集団リハビリの機会があるのか、個別リハビリまでしてもらえるのか、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などの専門職の方に見てもらえるのかしっかり確認しましょう。
※ 理学療法士=PT 作業療法士=OT 言語聴覚士=ST

先程も触れましたが、ここがそもそも間違った状態でお話が進んでしまうと、ミスマッチに繋がってしまうので、どこまでの対応をそこのホームで行ってくれるかしっかり確認しましょう。
特に医療の方では、ご高齢の方はご病気がきっかけで医療処置が必要になることも想定しておいた方が良いです。
例えば、飲み込みの機能が低下してしまいますと、痰の吸引という医療行為が発生することもありますが、この痰の吸引処置は痰が溜まったら都度対応をしてもらわないといけないので、24時間看護師さんか対応できる介護士さんがいないといけません。
他にもそういった医療行為はどなたでも発生しうるので、体制はしっかり確認しましょう。

建物の中のお話ですが、まずは居室について詳しくお伝え致します。
こちらをご覧ください。

見学する際にはこういったお部屋を見る機会がありますが、この時にいくつか質問事項が出てきます。
① 家具は備付なのか、備付ではない家具は何か。新たに用意するものはあるのか
② 福祉用具の提携はあるか、センサーはついているのか、コールボタンはどこにあるのか
③ 右手左手どちらの使用の居室なのか、トイレ内にもコールがあるか
など、見学時に確認していきましょう。
次は食堂です。

・食堂などの共有部は清潔を保っているかどうか
・医療食・介護食など特別な食事形態になったとしても対応できるのか
・食事の提供方法
などを確認していきましょう。
次は浴室です。

・個室なのか大浴場なのか
・機械浴があるのか
・週に何回入浴できるのか
・見守り体制はどうなっているのか
などが挙げられるので確認してみましょう。
これらを確認していくとそこのホームではどのようなケアを想定されているのかなど参考にできます。

レクリエーションやイベント、サークル活動などがあるのか確認しましょう。
レクやイベントはやっているところでも参加は自由だったりします。
参加を基本望まない方でも月1回のイベントには参加したいという方も多くいらっしゃいます。
どのくらいの頻度で行われているのか、そもそも行われているのかなどをしっかり確認しましょう。
共有部にイベントカレンダーを張り出しているところも多いのでそちらをご覧になると分かります。
また、お酒・タバコなどの嗜好品はどこまで可能なのかも確認しましょう。
生活していく上で好きだったものがちょっとでも継続できる方が良いに決まっています。
ご本人のご希望に叶うところを選んでいただけたらと思います。
最後にこれはよく言われていることなのですが、ホーム内の匂いは注意して確認してください。どこまでサービスが行き届いているかをしっかり確認できます。
ここをないがしろにして異臭がする環境を提供しているホームで、素晴らしいホームに出会ったことがないので、一番初めの前提として清潔を保って、異臭がしないホームを選びましょう。
専門的な目線を交えながら、押さえるべきポイントを今回は厳選させていただきました。
細かく上げるともっといろいろ出てきますが、まずここの部分を押さえて頂けたらあんしんだと思いますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
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今回は以上となります。
今回の内容をYouTubeでも配信していますので、そちらもぜひご覧いただければと思います!
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