スタッフブログ
老人ホームの費用について
2024/06/13
こんにちは。老後のあんしん札幌相談室です。
老人ホームに入居するとなると、どの老人ホームに入るにしても必ずお金がかかります。
そのお金は必ず毎月かかるので、予算オーバーなところを選ぶと転居を迫られることになるので、絶対に失敗できない部分です。
入居先を選ぶにあたり、どのような種類があり、どのような役割があるのか調べて、どれくらいの費用がかかってくるのかなどをざっくりと調べなければいけません。
そのためどの施設がどれくらいの費用がかかるかなど簡潔にご説明いたします。
最後までご覧いただけると最初の関門は突破できると思います。
まず、老人ホームは大きく分けると2週類あります。
◆国や自治体といった公的団体が運営している公的施設
◇民間企業が運営している民間施設
特徴を端的に申し上げると、公的施設は費用は安いですが、入居のハードルは高いです。
民間施設は費用は高くなりやすいですが、入居のハードルがかなり低く、自分にあったところが探しやすいです。
これらの特徴を念頭に置いて、公的施設から順番にご説明致します。
【公的施設】
特別養護老人ホーム(特養)
最も耳にする機会が多い施設の形態です。端的に言うと介護に特化している施設になっており、安く長く入居できることから全国的にとても人気の施設となっています。
ただし、入居要件が原則要介護3以上でないと入居できないのと、安く手厚く介護を受けることができるので、待機者が多く入居までに数ヵ月から数年かかることも少なくありません。
詳しくは以前ブログで解説しているので、そちらをご確認下さい。
費用については安く入れると申しましたが、その方の収入状況によって料金設定をされますので、安くて6万円前後から高い方では15万を超える方もいらっしゃいます。
老人保健施設(老健)
リハビリに特化した施設になります。イメージで言いますと、病院と自宅の中間施設のようなイメージになります。
そのため原則リハビリが終わったら自宅や施設を探さないといけない施設になっています。基本的には長く入居をする施設ではない形態となっています。
特養に入るまでの入所や自宅と老健を行ったり来たりして在宅生活を送っている方など、利用の仕方は多岐にわたります。
費用は収入状況により設定されますので、安い方では6万円前後から入れますし、高い方は15万円を超える方もいらっしゃいます。
軽費老人ホーム
ケアハウスと呼ばれており、お元気なご高齢者向けの施設になります。
そのため介護が常時必要になったら、次の入居先を探さないといけないことが多いです。
一部介護がついているケアハウスもありますが、それでも常時介護が必要となれば住み続けることが叶わなくなります。
費用は収入に応じて設定されますが、大体9万円から15万円弱くらいまでの設定になります。
介護医療院
医療に特化した施設です。
何らかの医療行為がないと入居できないことが多いので、誰でも入れるというわけではありません。
要介護1以上であれば入居要件に当てはまるので入れるはずなのですが、医療依存度が高くないと入居判定が通らないことがほとんどです。
費用は収入により設定されますので、6万円から15万円くらいの費用の幅になります。
以上公的施設の費用をお伝えしましたが、全てはその方の収入状況と資産状況で費用設定されるため、6万円前後~15万円以上くらいに料金は設定されます。
続いて民間施設になります。民間施設はその企業の価格設定に基づいた料金設定になるため、金額はバラバラになります。
【民間施設】
介護付有料老人ホーム(介護付・特定施設)
介護付は介護職員や看護師の配置基準などが定められていたり、細やかな人員基準があったり、自治体から指定申請をうけないといけないなど、介護付と名乗るためにしなければならないことがとても多いのですが、それらを整えて運営ができるようになるため、とても手厚いケアを受けられる老人ホームの形態となっています。
そのため、費用が高額なところが多く、入居一時金がかからない所もありますが、多くは入居一時金が数十万円から数百万円、中には数千万円を超える初期費用がかかることがあります。
月々かかる費用は15円万以上かかることがほとんどで、高いところでは40万円前後かかるところもあります。
費用が高い分受けられるサービスは手厚いものとなっていますが、誰でも入れるというわけではないのが注意ポイントです。
住宅型有料老人ホーム(住宅型)
介護付と住宅型でパッと見た感じはとても似ているのですが、中の仕組みが大きく違います。端的にいうと介護付と名乗っているところはそれだけ手厚い人員配置をしないといけませんが、住宅型は手厚く介護の体制をとっていても介護を提供しなくても、どちらでも良い形態となっています。
そのため、介護向けなのか自立向けなのかしっかりと見極めて判断しなければいけません。
費用としては入居一時金が0円のところもあれば、数千万円以上かかるところもありますし、月額10万円前後で入れるところもあれば、介護付と同じように40万円前後かかるところもあります。
つまり、住宅型=手厚い、自立向けなど言い切ることができないため、見学などでしっかりと判断しましょう。
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
中身は住宅型ととても似ていて、手厚いところもあれば介護の人員を配置していないところまで幅広くあります。
また、サービス付きのサービスというのは介護サービスのことを指していると思われる方がとても多いのですが、実はこのサービスというのは安否確認と生活相談という2つのサービスを指していて、介護のサービスはつけなくても良いとされています。
サ高住の費用としては入金一時金というのはかかりませんが、家賃2ヵ月分3ヵ月分の敷金がかかったりすることがほとんどです。
月額費用は安いところでは、10万円ちょっとで入れるところもありますが、平均すると15万円前後はかかりますし、高いところでは30万円40万円かかるというところまであります。
住宅型とサ高住はどちらも施設ごとに見極めが非常に重要ですが、しっかりご本人様に合うところを判断していきましょう。
グループホーム
グループホームは認知症の方に特化している施設で、逆にいうと認知症という判断がついていないと入居することができない施設です。
そのため入居される方は全員認知症の方なので、対応されている職員さんは認知症ケアのプロ中のプロの方です。
とても見守りが強くて、人員配置も手厚いので、認知症が進行されている方が入居されるにはとても安心な施設です。
費用は敷金があっても一時金などの高額な費用はかかることはありません。
月額費用も大体15万円から高くても20万円くらいになります。
以上民間施設の費用をお伝えしましたが、どこも費用は安くても10万円ちょっとはかかりますし、高いところでは最初に数百万円払って月額も20万円以上になるなど、やはり公的施設と比べて高額になってしまいます。
公的施設は安いけど、すぐに入ることができないため民間施設を選ばないといけないが、高いから入れない・・・どうしたら良いのかと悩んでいる方は多くいらっしゃいます。
そういった方のために、日本には生活保護制度というものがありますので、必要な方はためらわず受給を検討しましょう。
生活保護制度についても以前ブログで解説していますのでご確認ください。
※入居対象者年齢の(40歳以上)の表記は、40歳以上64歳以下の方で特定疾病により要介護認定を受けている方対象という意味です。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
今回は以上となります。
今回の内容をYouTubeでも配信していますので、そちらもぜひご覧いただければと思います!
【まるわかり!】老人ホームの費用を解説 - YouTube
今後も老後にまつわる困りごとを解決できるようなことを発信していきます。
老人ホームに入らず、自宅でまだまだ頑張りたい!という方も安心できる老人ホームに入りたいという方も、老後にまつわるお悩み事は「老後のあんしん札幌相談室」にてご相談を承ります。
お気軽にご連絡ください!!
フリーダイヤル
0120-652-118
(ろうごにいいわ)
老人ホームに入居するとなると、どの老人ホームに入るにしても必ずお金がかかります。
そのお金は必ず毎月かかるので、予算オーバーなところを選ぶと転居を迫られることになるので、絶対に失敗できない部分です。
入居先を選ぶにあたり、どのような種類があり、どのような役割があるのか調べて、どれくらいの費用がかかってくるのかなどをざっくりと調べなければいけません。
そのためどの施設がどれくらいの費用がかかるかなど簡潔にご説明いたします。
最後までご覧いただけると最初の関門は突破できると思います。
まず、老人ホームは大きく分けると2週類あります。
◆国や自治体といった公的団体が運営している公的施設
◇民間企業が運営している民間施設
特徴を端的に申し上げると、公的施設は費用は安いですが、入居のハードルは高いです。
民間施設は費用は高くなりやすいですが、入居のハードルがかなり低く、自分にあったところが探しやすいです。
これらの特徴を念頭に置いて、公的施設から順番にご説明致します。
【公的施設】
特別養護老人ホーム(特養)
最も耳にする機会が多い施設の形態です。端的に言うと介護に特化している施設になっており、安く長く入居できることから全国的にとても人気の施設となっています。
ただし、入居要件が原則要介護3以上でないと入居できないのと、安く手厚く介護を受けることができるので、待機者が多く入居までに数ヵ月から数年かかることも少なくありません。
詳しくは以前ブログで解説しているので、そちらをご確認下さい。
費用については安く入れると申しましたが、その方の収入状況によって料金設定をされますので、安くて6万円前後から高い方では15万を超える方もいらっしゃいます。
老人保健施設(老健)
リハビリに特化した施設になります。イメージで言いますと、病院と自宅の中間施設のようなイメージになります。
そのため原則リハビリが終わったら自宅や施設を探さないといけない施設になっています。基本的には長く入居をする施設ではない形態となっています。
特養に入るまでの入所や自宅と老健を行ったり来たりして在宅生活を送っている方など、利用の仕方は多岐にわたります。
費用は収入状況により設定されますので、安い方では6万円前後から入れますし、高い方は15万円を超える方もいらっしゃいます。
軽費老人ホーム
ケアハウスと呼ばれており、お元気なご高齢者向けの施設になります。
そのため介護が常時必要になったら、次の入居先を探さないといけないことが多いです。
一部介護がついているケアハウスもありますが、それでも常時介護が必要となれば住み続けることが叶わなくなります。
費用は収入に応じて設定されますが、大体9万円から15万円弱くらいまでの設定になります。
介護医療院
医療に特化した施設です。
何らかの医療行為がないと入居できないことが多いので、誰でも入れるというわけではありません。
要介護1以上であれば入居要件に当てはまるので入れるはずなのですが、医療依存度が高くないと入居判定が通らないことがほとんどです。
費用は収入により設定されますので、6万円から15万円くらいの費用の幅になります。
以上公的施設の費用をお伝えしましたが、全てはその方の収入状況と資産状況で費用設定されるため、6万円前後~15万円以上くらいに料金は設定されます。
続いて民間施設になります。民間施設はその企業の価格設定に基づいた料金設定になるため、金額はバラバラになります。
【民間施設】
介護付有料老人ホーム(介護付・特定施設)
介護付は介護職員や看護師の配置基準などが定められていたり、細やかな人員基準があったり、自治体から指定申請をうけないといけないなど、介護付と名乗るためにしなければならないことがとても多いのですが、それらを整えて運営ができるようになるため、とても手厚いケアを受けられる老人ホームの形態となっています。
そのため、費用が高額なところが多く、入居一時金がかからない所もありますが、多くは入居一時金が数十万円から数百万円、中には数千万円を超える初期費用がかかることがあります。
月々かかる費用は15円万以上かかることがほとんどで、高いところでは40万円前後かかるところもあります。
費用が高い分受けられるサービスは手厚いものとなっていますが、誰でも入れるというわけではないのが注意ポイントです。
住宅型有料老人ホーム(住宅型)
介護付と住宅型でパッと見た感じはとても似ているのですが、中の仕組みが大きく違います。端的にいうと介護付と名乗っているところはそれだけ手厚い人員配置をしないといけませんが、住宅型は手厚く介護の体制をとっていても介護を提供しなくても、どちらでも良い形態となっています。
そのため、介護向けなのか自立向けなのかしっかりと見極めて判断しなければいけません。
費用としては入居一時金が0円のところもあれば、数千万円以上かかるところもありますし、月額10万円前後で入れるところもあれば、介護付と同じように40万円前後かかるところもあります。
つまり、住宅型=手厚い、自立向けなど言い切ることができないため、見学などでしっかりと判断しましょう。
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
中身は住宅型ととても似ていて、手厚いところもあれば介護の人員を配置していないところまで幅広くあります。
また、サービス付きのサービスというのは介護サービスのことを指していると思われる方がとても多いのですが、実はこのサービスというのは安否確認と生活相談という2つのサービスを指していて、介護のサービスはつけなくても良いとされています。
サ高住の費用としては入金一時金というのはかかりませんが、家賃2ヵ月分3ヵ月分の敷金がかかったりすることがほとんどです。
月額費用は安いところでは、10万円ちょっとで入れるところもありますが、平均すると15万円前後はかかりますし、高いところでは30万円40万円かかるというところまであります。
住宅型とサ高住はどちらも施設ごとに見極めが非常に重要ですが、しっかりご本人様に合うところを判断していきましょう。
グループホーム
グループホームは認知症の方に特化している施設で、逆にいうと認知症という判断がついていないと入居することができない施設です。
そのため入居される方は全員認知症の方なので、対応されている職員さんは認知症ケアのプロ中のプロの方です。
とても見守りが強くて、人員配置も手厚いので、認知症が進行されている方が入居されるにはとても安心な施設です。
費用は敷金があっても一時金などの高額な費用はかかることはありません。
月額費用も大体15万円から高くても20万円くらいになります。
以上民間施設の費用をお伝えしましたが、どこも費用は安くても10万円ちょっとはかかりますし、高いところでは最初に数百万円払って月額も20万円以上になるなど、やはり公的施設と比べて高額になってしまいます。
公的施設は安いけど、すぐに入ることができないため民間施設を選ばないといけないが、高いから入れない・・・どうしたら良いのかと悩んでいる方は多くいらっしゃいます。
そういった方のために、日本には生活保護制度というものがありますので、必要な方はためらわず受給を検討しましょう。
生活保護制度についても以前ブログで解説していますのでご確認ください。
※入居対象者年齢の(40歳以上)の表記は、40歳以上64歳以下の方で特定疾病により要介護認定を受けている方対象という意味です。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
今回は以上となります。
今回の内容をYouTubeでも配信していますので、そちらもぜひご覧いただければと思います!
【まるわかり!】老人ホームの費用を解説 - YouTube
今後も老後にまつわる困りごとを解決できるようなことを発信していきます。
老人ホームに入らず、自宅でまだまだ頑張りたい!という方も安心できる老人ホームに入りたいという方も、老後にまつわるお悩み事は「老後のあんしん札幌相談室」にてご相談を承ります。
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0120-652-118
(ろうごにいいわ)