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老人ホーム無料紹介所|老後のあんしん札幌相談室

スタッフブログ

【認知症予防にも効果的】活用したい高齢者の通いの場

2024/08/01

こんにちは。老後のあんしん相談室です。

『通いの場』というのを聞いたことはありますでしょうか?

ご自宅で暮らされているご高齢の方に行ってみてもらいたい非常に魅力的な場所ですので最後までご覧頂き、実際に足を運んで頂けたら幸いです。

通いの場というのは厚生労働省で推進しているもので、地域の住民同士が気軽に集い、一緒に活動内容を企画し、ふれあいを通して生きがい作り・仲間作りの輪を広げる場所で、地域の介護予防の拠点となる場所でもあります。

地域の公民館・公園・学校・農園・喫茶店店舗の空きスペースなど様々な場所にあり、全国で10万カ所以上あるので、みなさんの地域にもきっとあるのではないでしょうか。

お近くの地域包括支援センターや市町村の介護予防窓口に聞くと、場所や住所を教えてくれると思います。

お住まいの市町村のホームページに一覧が掲載されている場合もありますので、そちらもチェックしてみて下さい。

通いの場ではどんなことをされているのか具体的にお伝えしたいと思います。

 社会との繋がり 

茶話会でお話に花を咲かせたり、料理教室や絵画、囲碁、将棋、ゲートボール、共同菜園の運営などといった趣味のサークル活動などを通して、コミュニケーションを図ったり、地域の子供たちとの多世代交流会などのイベントが開催されることもあります。

また、ボランティアや社会貢献活動があるところであれば、世の為人の為に働く生きがいを実感し続けることもできます。年を重ねるごとに人と触れ合う機会は少なくなり、自主的に外へ出て交流をしなければ結果として孤立することもあり得ますが、このような活動に参加していくうちに心強い仲間ができて、何かと安心な生活を送ることができるでしょう。

 運動機能のアップ 

介護予防につながる体操や無理なく体を動かすことができるゲームなど運動をします。

お年を召されると節々に影響が出てしまい、体を動かすことが億劫になってきたという方も多いのではないでしょうか。

通いの場に足を運ぶことによって移動時間に少しでも歩くことができるのはもちろんのこと、定期的に体を動かす機会もできて、健康的に体を動かすことが出来ます。

ご当地体操というのも少しずつ普及しているようなので、もしかしたらお住まいの地域にも楽しい体操があるのかもしれません。

 食生活の見直し 

配食でバランスの良いお食事を頂くことができたり、栄養士さんによる栄養相談や講習会を受けたりすることができます。

特に独居の方からは自分だけのためにわざわざ料理を作るなんて、という声もよく聞かれます。配食サービスを頼んで自宅に届けてもらうなどの対策もありますが、食生活を見直すきっかけとしてまず相談してみたり、講習を受けることから初めてみるのも良いかと思います。

 口腔機能の向上 

歯科衛生士さんが通いの場に赴いて高齢者の方々へ質問票などの実施により、口腔ケアが必要な方を把握して口腔体操の指導、口腔機能向上を目的としたイベントへ参加推奨、歯科医療機関との連携などを行っています。

ご高齢になるとどうしても、歯などの口腔の状態が悪くなってしまいます。生きる為に欠かせない食事、意思疎通を図るための会話、それらをスムーズに行うためにも口腔ケアはとても重要ですので、しっかり相談してみてもらいながら、お口の管理をしていきましょう。

口周りの筋肉を鍛えるレクリエーションもあるようです。遊びや楽器の演奏を通して改善することもあるようですので、ぜひ参加してみて下さい。

 認知機能低下の予防 

これには多種多様な趣味活動も含まれます。

生涯学習により学びを続けることは、脳の活性化にも繋がります。生きがいにもなります。

例えば、日本の文化や歴史を学ぶ、美術鑑賞、映画鑑賞、パズルやクロスワードパズル等で頭を使う。陶芸や手芸で指先を使うなど生涯学習という響きにはどこか堅苦しさを感じてしまいますが、趣味あるものに触れることで全て生涯学習という考え方をすれば、決して難しいものではありません。

塗り絵も自分で色使いを考えてはみ出さないように気を付けながら、慎重に塗り進めるという流れで脳に良い効果があるそうなので、ぜひこちらも試してみて下さい。

ご自分にあった活動や学習を通して肩肘張らず、気楽に頭を働かせながら楽しむことで、認知機能低下の予防に繋がります。

また、スマホの使い方、老後のお金に関すること、終活についてなど高齢者ならではの困りごとを解決できる講習もございますので、行ってみて損はないかと思います。

このように通いの場は介護予防・認知症予防につながる重要な取り組みとして推進されています。

介護予防のためには日常生活において、運動・栄養・社会参加の3本柱を意識していくことが大切なのですが、通いの場に普段から参加することにより地域の人々と交流しながら社会参加が出来て、通いの場まで歩いて行くこと自体が運動となりますので、一石二鳥となるのではないでしょうか。

 

このブログをご覧の方はインターネットやYouTubeなどを上手に使って情報を入手されているかと思いますが、暮らしに必要不可欠なあらゆる情報も人と人とのコミュニケーションから自然と身に着けていけたらとても助かるかと思います。

研究においても高齢者が集まり、交流する場への参加が身体機能や認知機能の低下を抑制することができ、他者との交流など社会参加の機会が多い人は社会参加の機会が少ない人に比べて要介護認定に至りにくいといった報告があります。

地域の中に生きがいや役割を持って生活できるような住民全体の居場所が『通いの場』です。

 

皆で集まってお話をしたり、体を動かしたり、趣味を楽しんだり、何かを学んだり、困った時には仲間や支援者に相談できるというのが『通いの場』。ぜひ行ってみて頂けたらと思います。

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今回は以上となります。

今回の内容をYouTubeでも配信していますので、そちらもぜひご覧いただければと思います。

【認知症予納にも効果的!!】活用したい高齢者の通いの場 - YouTube

今後も老後にまつわる困りごとを解決できるようなことを発信していきます。

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