スタッフブログ
老人ホーム入居前に必ず注意するべきこと
2024/03/14
こんにちは。老後のあんしん札幌相談室です。
「あなたは老人ホームを探す局面になったときに、絶対失敗しない自信はありますか?」
おそらくどれだけ施設の知識を詰め込んだとしても、絶対に失敗しないと断言することは難しいと思います。
なぜなら、働いている職員さんや住んでいるご入居者様のことを、隅々まで知った上で入居することができないからです。
それでは
「あなたは老人ホームを探す局面になった時に、最善を尽くす自信はありますか?」
これなら自分の努力次第でなんとかなるような気がしませんか??
老人ホームを探す局面というのは人生の中でそう何回もあるようなことではないため、なかなか経験値を積むことができないと思うのですが、一方で気持ちとしては絶対に失敗したくないと思います。
少なくとも「ここだったらあんしんして親をお願いできる!」と自信を持って入居してもらいたいのではないでしょうか。
今回は入居前に最善を尽くすためにできることをお伝えしていきます。
注意するべきポイントというのがいくつかあるのですが、その中でも厳選したポイントをお伝え致しますので、老人ホーム入居を検討されている方は最後までご覧になっていただいて、ぜひ参考にしていただければと思います。
まず老人ホームを探し出すときに条件を整理すると思うのですが、大枠で言うと「予算と地域と環境」の3つの条件を決めて、優先順位を立てて探すことが多いかと思います。
初めにお伝えしたいことですが、老後のあんしん札幌相談室では多くの方の老人ホーム選びに携わらせいただいておりますが、その経験を元に「地域は極力広げて探すべき」とお伝えしています。
もちろん近場で予算内で良い環境の老人ホームに入れるのが一番良いのですが、それが叶わない場合、地域を広げて予算内で環境の良い老人ホームへの入居を検討した方が良いと思います。
理由として例えば、「面会しやすいように」や「緊急時にすぐ行ける距離」と言うのを想定すると、なるべく近い方が良いのですが、実際に面会するとなっても週1回から月1回の頻度の方がほとんどかと思います。緊急時と言ってもあっても年に1回から数回だと思います。その少ない頻度の為に選択肢を地域によって狭めてしまうのはとても勿体無く、隣の区や町にいけば充実した日々を送れそうなホームがあるのであれば、そちらを選ぶ方が長い目で見た時に満足感に繋がることが多いです。
もちろんこの部分は人によって違うので、毎日のように面会したいと言う方にとっては地域が一番になりうることもあるので、必ずとは言い切れませんが、最も重きを置くべきは予算と生活環境だと思います。
その中でも生活環境は注意するポイントが多いので、生活環境に焦点を合わせて注意するべきポイントをお伝え致します。
注意するべきポイントは老人ホーム見学の時にわかることがほとんどなので、見学時に今からお伝えするポイントをぜひ聞いてみてください。厳選して5つ挙げます。
〈注意するべきポイントその1〉
◆不安事を解決できるか
老人ホームに入居を検討するタイミングというのは自宅での生活でなんらかの不安が出ているから検討しているのだと思うのですが、そもそもその不安事を解消できなければ、入居する意味がないかと思います。
認知症が出てきて心配であれば見守り体制がどうなっているのか、薬の飲み忘れがあればどのようにチェックしてくれるのか、様々な機能低下が出てきているのであれば、予防のための取り組みをそのホームでやってくれるのか、医療ケアなどが出てきている場合は看護師さんが対応してくれるのかなど、人それぞれに不安事は違うかと思いますが、それらをどのような形で解消してくれるかを確認しましょう。
見学の案内の時に「なぜ老人ホームを検討しているのか」という質問を案内してくれた方が聞いてくれると思うので、包み隠さず不安なことを相談してみてください。
〈注意するべきポイントその2〉
◆周りの人と合う環境かどうか
結構大事なポイントですが、実際に確認される方は少ないです。
老人ホームに入ると集団生活の場になるので、他の方との関わりが多くなってくるわけですが、周りにお話しできる方が少ないとさすがに寂しいです。
極端な例ですが、要支援1のお元気な方が要介護3以上の方しか入居されていないホームに入ってしまうと環境がミスマッチしてしまい、お話できる方も少ない環境の中で生活することになるので、元気がなくなっていってしまいそうです。
年齢も90代の方が多い環境の中に70代の方が入っても、会話の内容も違うでしょう。この周りの環境と言うのは結構大事なポイントになります。
そのため、見学の時には「平均介護度と平均年齢」を聞いてみるのがとても大事です。
そうすることで、そこのホームはどういった方が中心のホームなのか想像することができるので、しっかり確認していただければと思います。
〈注意するべきポイントその3〉
◆どの段階まで生活できるのか
ホームによって異なります。
・認知症が進行したら退去になる
・医療依存度が高くなったら退去になる
・介助量が多くなったら退去になる
・看取りまでやっている
など違いが出てくる部分になるので注意しましょう。
「退去要件はありますか?」
と見学の時に確認すると教えてもらえます。
また、不随して入院したらどれくらいまで待っていただけるかを確認しましょう。
〈注意するべきポイントその4〉
◆本人に適した建物か
建物の大きい小さいによってもガラっと雰囲気が変わるのですが、ご本人様の性格や状態によって合っている大きさを考えなければいけません。
介助量が多かったり、認知症が強く出られている方は、物理的に目の行き届きやすい小さいホームの方が良いですし、お元気で自由を求めている方には広々とした大きいホームの方が良いですし、ご本人様がどんな環境が合っているのかをしっかり検討しましょう。
〈注意するべきポイントその5〉
◆どんな生活を送るかイメージできるか
次のように見学の時に聞いてみてください。
・日中レクはあるか
・イベント等はどれくらいの頻度であるか
・デイサービスには通えるか?通える場合週にどれくらいいけるのか
・外出外泊はできるか
・1日のスケジュールはどんな感じか など
どんな生活を送るかを思いつく限り確認してみてください。
ここでご本人様の雰囲気とホームの生活の雰囲気をしっかりすり合わせておく必要があります。
イメージがなかなか湧かなかったら、そこはおそらくご本人様と合わないホームになるかと思います。
以上厳選して5つのポイントをお伝えいたしました。
今まで申し上げたものを見学に行った際にしっかり確認していただければ、そこのホームがご本人様にとって最適な老人ホームかどうかイメージがわくかと思います。
そこの老人ホームが多くの方にとって良いところであっても、ご本人様にとって良いホームだとは限らないので、ご本人様の希望が叶えられてご家族様の不安事が解消できるかどうかを入居前にしっかり確認して検討していきましょう。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
今回は以上となります。
今回の内容をYouTubeでも配信していますので、そちらもぜひご覧いただければと思います!
老人ホーム入居前に必ず注意すべきこと (youtube.com)
今後も老後にまつわる困りごとを解決できるようなことを発信していきます。
また、当社では「まごころサポート」という高齢者様向けのお手伝いサービスも行っております。老人ホームに入らず、自宅でまだまだ頑張りたい!という方も安心できる老人ホームに入りたいという方も、老後にまつわるお悩み事は「老後のあんしん札幌相談室」にてご相談を承ります。お気軽にご連絡ください。
フリーダイヤル
0120-652-118
(ろうごにいいわ)
「あなたは老人ホームを探す局面になったときに、絶対失敗しない自信はありますか?」
おそらくどれだけ施設の知識を詰め込んだとしても、絶対に失敗しないと断言することは難しいと思います。
なぜなら、働いている職員さんや住んでいるご入居者様のことを、隅々まで知った上で入居することができないからです。
それでは
「あなたは老人ホームを探す局面になった時に、最善を尽くす自信はありますか?」
これなら自分の努力次第でなんとかなるような気がしませんか??
老人ホームを探す局面というのは人生の中でそう何回もあるようなことではないため、なかなか経験値を積むことができないと思うのですが、一方で気持ちとしては絶対に失敗したくないと思います。
少なくとも「ここだったらあんしんして親をお願いできる!」と自信を持って入居してもらいたいのではないでしょうか。
今回は入居前に最善を尽くすためにできることをお伝えしていきます。
注意するべきポイントというのがいくつかあるのですが、その中でも厳選したポイントをお伝え致しますので、老人ホーム入居を検討されている方は最後までご覧になっていただいて、ぜひ参考にしていただければと思います。
まず老人ホームを探し出すときに条件を整理すると思うのですが、大枠で言うと「予算と地域と環境」の3つの条件を決めて、優先順位を立てて探すことが多いかと思います。
初めにお伝えしたいことですが、老後のあんしん札幌相談室では多くの方の老人ホーム選びに携わらせいただいておりますが、その経験を元に「地域は極力広げて探すべき」とお伝えしています。
もちろん近場で予算内で良い環境の老人ホームに入れるのが一番良いのですが、それが叶わない場合、地域を広げて予算内で環境の良い老人ホームへの入居を検討した方が良いと思います。
理由として例えば、「面会しやすいように」や「緊急時にすぐ行ける距離」と言うのを想定すると、なるべく近い方が良いのですが、実際に面会するとなっても週1回から月1回の頻度の方がほとんどかと思います。緊急時と言ってもあっても年に1回から数回だと思います。その少ない頻度の為に選択肢を地域によって狭めてしまうのはとても勿体無く、隣の区や町にいけば充実した日々を送れそうなホームがあるのであれば、そちらを選ぶ方が長い目で見た時に満足感に繋がることが多いです。
もちろんこの部分は人によって違うので、毎日のように面会したいと言う方にとっては地域が一番になりうることもあるので、必ずとは言い切れませんが、最も重きを置くべきは予算と生活環境だと思います。
その中でも生活環境は注意するポイントが多いので、生活環境に焦点を合わせて注意するべきポイントをお伝え致します。
注意するべきポイントは老人ホーム見学の時にわかることがほとんどなので、見学時に今からお伝えするポイントをぜひ聞いてみてください。厳選して5つ挙げます。
〈注意するべきポイントその1〉
◆不安事を解決できるか
老人ホームに入居を検討するタイミングというのは自宅での生活でなんらかの不安が出ているから検討しているのだと思うのですが、そもそもその不安事を解消できなければ、入居する意味がないかと思います。
認知症が出てきて心配であれば見守り体制がどうなっているのか、薬の飲み忘れがあればどのようにチェックしてくれるのか、様々な機能低下が出てきているのであれば、予防のための取り組みをそのホームでやってくれるのか、医療ケアなどが出てきている場合は看護師さんが対応してくれるのかなど、人それぞれに不安事は違うかと思いますが、それらをどのような形で解消してくれるかを確認しましょう。
見学の案内の時に「なぜ老人ホームを検討しているのか」という質問を案内してくれた方が聞いてくれると思うので、包み隠さず不安なことを相談してみてください。
〈注意するべきポイントその2〉
◆周りの人と合う環境かどうか
結構大事なポイントですが、実際に確認される方は少ないです。
老人ホームに入ると集団生活の場になるので、他の方との関わりが多くなってくるわけですが、周りにお話しできる方が少ないとさすがに寂しいです。
極端な例ですが、要支援1のお元気な方が要介護3以上の方しか入居されていないホームに入ってしまうと環境がミスマッチしてしまい、お話できる方も少ない環境の中で生活することになるので、元気がなくなっていってしまいそうです。
年齢も90代の方が多い環境の中に70代の方が入っても、会話の内容も違うでしょう。この周りの環境と言うのは結構大事なポイントになります。
そのため、見学の時には「平均介護度と平均年齢」を聞いてみるのがとても大事です。
そうすることで、そこのホームはどういった方が中心のホームなのか想像することができるので、しっかり確認していただければと思います。
〈注意するべきポイントその3〉
◆どの段階まで生活できるのか
ホームによって異なります。
・認知症が進行したら退去になる
・医療依存度が高くなったら退去になる
・介助量が多くなったら退去になる
・看取りまでやっている
など違いが出てくる部分になるので注意しましょう。
「退去要件はありますか?」
と見学の時に確認すると教えてもらえます。
また、不随して入院したらどれくらいまで待っていただけるかを確認しましょう。
〈注意するべきポイントその4〉
◆本人に適した建物か
建物の大きい小さいによってもガラっと雰囲気が変わるのですが、ご本人様の性格や状態によって合っている大きさを考えなければいけません。
介助量が多かったり、認知症が強く出られている方は、物理的に目の行き届きやすい小さいホームの方が良いですし、お元気で自由を求めている方には広々とした大きいホームの方が良いですし、ご本人様がどんな環境が合っているのかをしっかり検討しましょう。
〈注意するべきポイントその5〉
◆どんな生活を送るかイメージできるか
次のように見学の時に聞いてみてください。
・日中レクはあるか
・イベント等はどれくらいの頻度であるか
・デイサービスには通えるか?通える場合週にどれくらいいけるのか
・外出外泊はできるか
・1日のスケジュールはどんな感じか など
どんな生活を送るかを思いつく限り確認してみてください。
ここでご本人様の雰囲気とホームの生活の雰囲気をしっかりすり合わせておく必要があります。
イメージがなかなか湧かなかったら、そこはおそらくご本人様と合わないホームになるかと思います。
以上厳選して5つのポイントをお伝えいたしました。
今まで申し上げたものを見学に行った際にしっかり確認していただければ、そこのホームがご本人様にとって最適な老人ホームかどうかイメージがわくかと思います。
そこの老人ホームが多くの方にとって良いところであっても、ご本人様にとって良いホームだとは限らないので、ご本人様の希望が叶えられてご家族様の不安事が解消できるかどうかを入居前にしっかり確認して検討していきましょう。
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今回は以上となります。
今回の内容をYouTubeでも配信していますので、そちらもぜひご覧いただければと思います!
老人ホーム入居前に必ず注意すべきこと (youtube.com)
今後も老後にまつわる困りごとを解決できるようなことを発信していきます。
また、当社では「まごころサポート」という高齢者様向けのお手伝いサービスも行っております。老人ホームに入らず、自宅でまだまだ頑張りたい!という方も安心できる老人ホームに入りたいという方も、老後にまつわるお悩み事は「老後のあんしん札幌相談室」にてご相談を承ります。お気軽にご連絡ください。
フリーダイヤル
0120-652-118
(ろうごにいいわ)