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老人ホーム無料紹介所|老後のあんしん札幌相談室

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介護施設での薬の管理はどうなっていますか?

2018/02/15

こんにちは!老後のあんしん札幌相談室の小田です!今回は介護施設での薬の管理について解説していきます。

介護施設に入居してからは看護師が服薬の管理をするようになります。自宅から通院している高齢者の方の中では、薬を飲み忘れたり処方が変更されたにもかかわらず、以前の処方で服用していたりということがありますので、介護施設入居前に家族に病歴や既往症をうかがったり薬袋を確認するなどして、服用についての正確な情報を知らなければなりません。

介護施設で暮らし、服用管理の際に気を付けることをいくつか書き出してみましょう。

1、 介護施設入居者の病歴、既往症を把握する
2、 薬の残量を確認する(少なくなってきたら家族等へ連絡して取りに行ってもらう)
3、 服用のタイミングを正確に知る(食前・食中・食後・食間・寝る前など)
4、 病院受診の予約日を把握する
5、 ヒューマンエラーを減らすため二重三重のチェックをする
6、 服用直後に、服用の確認をする(手からこぼれて服用してない等)
7、 他の薬を飲んでないか確認する
8、 薬の持ち帰りがないか確認する
9、 服用後嘔吐していないか確認する
10、服用後の効果を介護施設入居者に聞き取り必要があれば主治医に連絡する

たまに薬の飲み方で「食間」と書かれている市販薬があります。食間とは食事と食事の間だから朝の食間といったら「朝食の前」あるいは「昼食と夕食の間」、夕方の食間といったら「昼食と夕食の間」あるいは「夕食と就寝の間」だろうかと推測する時間が複数あって介護施設入居者さんも戸惑う方もいるのではないでしょうか。

このようなときは「薬は食事を取るのを前提にして処方する」と覚えておきましょう。ですから「朝食を摂ったあとで朝食を摂る前、そして朝食を摂って夕食を摂る前の時間」となります。そして食後2時間、最低でも1時間は空けることが必要になるというのが食間です。「食前」は食事の30分前に服用するとわかりますが、食中や食間はあまりない服用方法なので注意が必要です。

体の具合が悪くなると薬に頼り、体調が少しよくなると、もういいやと薬を手放すのが人間ですが、体の具合が少しよくなったからといって治ったわけでないという病気も多々あります。

特に介護施設の入居者は、生活習慣病や認知症や帯状疱疹など体力が衰えたり老化に伴って罹りやすい病気をお持ちの方が多く継続的な服用が必要です。介護施設に入居後は小康状態になったからといって勝手に薬を飲むのをやめると病状が悪化することもあり、そうなってから慌てて服用を再開しても耐性ができて、さらに強い薬が必要になるという場合も起こりうるのです。

介護施設では食事も提供されます。そのとき毎食前後にあるいは食間に薬を飲んでいると、自分が病気に罹っている事に慣れてしまい、薬を飲むことに鈍感になってきたり薬を軽んじることもあるかもしれませんけれども「これを飲めば飲むほどに病気が回復に向かっている」と考えて用法や用量を守って薬を飲みましょう。

介護施設で暮らす利用者本人が薬の管理をできなければ周りの方や家族の方が、毎回の服用時間5分前に声をかけるとかスマホにアラームを仕掛けておくなど、介護施設のスタッフと話をして工夫できればよいですね。

今回は以上になります。
老人ホーム・介護施設選びでお困りでしたら老後のあんしん札幌相談室までお気軽にご連絡ください。
(0120-652-118)
老後のあんしん札幌相談室 小田
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