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老人ホーム無料紹介所|老後のあんしん札幌相談室

スタッフブログ

【言語聴覚士】はどんなことをしますか?

2018/01/22

こんにちは!老後のあんしん札幌相談室の小田です!今回は言語聴覚士について解説していきます。

介護施設にはさまざまな障害をお持ちの方が住んでいます。その障害を改善するための手立てとして有効な言語聴覚士について説明します。言語聴覚士は文字通り言語と聴覚つまり口で言葉を話し、耳で聞くことが不自由な方な方に対応する資格です。

例えばうまく話せない・話が理解できない・文字が読めないといった言語障害、言葉のおくれは病気などで声帯を失った音声障害、うまく飲食物を飲み込めない嚥下(えんげ)障害をお持ちの方へ、必要に応じて助言・訓練・指導ときには援助をおこないます。介護施設でも要介護認定を受けた方は、積極的に指導訓練を受けていただきたいものです。

言語聴覚士も理学療法士や作業療法士などと同じく医療分野でチームを組み課題解決に挑み、医療分野のみならず福祉や教育機関など幅広い分野で活躍している「言葉」や「聞こえ」の専門職です。コミュニケーションの1つである言葉、介護施設でなくてもなくてはならないものですね。

「聞こえ」は聴覚の機能にさわりのある方に対して検査や訓練ほのかにその人に合った補聴器のフィッティングつまり簡単に言うとどの音が聞き取りにくくどの音が聞き取りやすいか測定して、より聞き取りやすい機能と形を備えた補聴器を作る事です。介護施設にも難聴の方が数多くいらっしゃるので一度はしっかりと検査を受けていただきたいです。

「話すこと」とは唇や舌などに機能にさわりがある方で、発声がうまくできない、言葉が出にくい、第1音が容易に出ない・繰り返す・引き伸ばすなど円滑に話せない状態の吃音(きつおん)などです。介護施設に入居している高齢者のみならず一般の方にも意外と多いようです。

「食べること」とは食べ物をうまく食べられない・飲み込めないことです。食べ物を口へ運んでもうまく食べられずこぼれてしまう、むせるといった障害です。うまく脳との連携ができてないのか介護施設に住んでいる高齢者の方の中でときどき見かけることがあります。

「成人の言語障害」とは記憶障害や認知症や失語症などです。脳の外傷などが原因で失語症になることが多く、ほかにも高次脳機能障害といって記憶障害や認知症が原因で起こる機能の低下です。介護施設だけでなくグループホームなどでも有効な資格かもしれません。

どれも介護施設に入居している高齢者には有効な技術で、ある程度訓練を積めば改善できる機能障害ばかりですけれども、言語聴覚士は比較的新しい資格という事でこれから認知が広まることが期待されます。

現在のところは訪問リハビリテーションのサービスや訪問介護・看護としてのサービスが主流を占めており、介護施設に常駐している言語聴覚士はほんの一握りであります。医療現場だけでなく介護施設の現場での求める声がいっそう高まり、効果が見込めるとわかれば、今後の活躍が広まる専門職であることは間違いないでしょう。

今回は以上になります。
老人ホーム・介護施設選びでお困りでしたら老後のあんしん札幌相談室までお気軽にご連絡ください。
(0120-652-118)
老後のあんしん札幌相談室 小田
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