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老人ホーム無料紹介所|老後のあんしん札幌相談室

スタッフブログ

【管理栄養士】はどんなことをしますか?

2018/01/29

こんにちは!老後のあんしん札幌相談室の小田です!今回は管理栄養士について解説していきます。

管理栄養士という資格と栄養士という資格があることをご存じの方は多いと思います。ですがどこが違うのかと問われるとはてな?と考えてしまうのではないでしょうか。特に高齢者の多く住んでいる施設の老人ホームなどでは管理栄養士の方が多く従事しています。

双方ともに栄養指導や給食の管理をおこなう資格ですけれども、決定的な違いは「管理栄養士は負傷している方や病気にかかっている方の栄養指導や給食の管理もおこなう」ということです。学校給食や老人ホームなどの施設にはなくてはならない人です。

栄養士は、健康な一般人に対しておこなう栄養指導や給食の管理、管理栄養士は病院などでケガを負った方や病気の方に対しての栄養指導や給食の管理をおこなうわけですから、病気のことやケガの知識もなければならないのですね。ケガや病気をお持ちの方は老人ホームに複数いらっしゃいます。

例えばアレルギーがある場合は代替品を用意したり、常食に加えて刻み食やミキサー食といった食事の形態を替え、服用している薬と一緒に飲食してはいけない食材の割り振り、外泊するための欠食に対応します。これは学校給食よりも老人ホームや病院のための対応と言えるでしょう。

一般家庭ではアレルギーがあるから、これを食べるのはやめましょうという考え方はありますが、薬との相性というか「この薬とこの食べ物の相性は?」と考えて服用することはほとんどないといっていいでしょう。このあたりが老人ホームなどの介護施設に必要な管理栄養士ならではの気働きですね。

ほかにも老人ホームでは食器や調理器具などの調理室設備に関することの選定、食事の提供方法などにも気を配らなければなりません。老人ホームなどの施設利用者の体の具合や栄養状況など把握した上で栄養を管理するためだったり、麻痺があって食事を取りにくい方へ、食べやすいように食器の形を工夫したりスプーンなどの形状を変えてみたりすることも管理栄養士がおこないます。

以前は刻み食やミキサー食といったものが一般的でしたけれども、近年は食材をゼリーで固めるなどしてのどごしがよく食べやすい形状にしたことから、彩りのよい料理を作れるようになり、歯ぐきでつぶせるものや舌でつぶせる料理にしても老人ホーム利用者さんからも好評のようです。

近年では医療や福祉だけでなく、スポーツや美容などの分野にも管理栄養士が活躍する場が広まっています。またフリーランスで活躍したり、フードコーディネーターやスポーツ栄養士などの民間資格と合わせて活動しているというように、老人ホームなどだけでなく管理栄養士を必要としている場が多くなってきました。

普通の食事を普通に食べるのが難しくなる、年を取るというのはそういう意味も含まれてきます。ですがやはりみんなと同じものを食べたいと願うのは人間です。老人ホームの食事だからこそできる料理を考えていきたいものですね。

今回は以上になります。
老人ホーム・介護施設選びでお困りでしたら老後のあんしん札幌相談室までお気軽にご連絡ください。
(0120-652-118)
老後のあんしん札幌相談室 小田

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