スタッフブログ
(認知症)グループホームについて
2023/03/16
こんにちは! 老後のあんしん札幌相談室です。
今日はご高齢者様向けのグループホームについて解説していきます。

〈目次〉
1.グループホームとは(概要・入居条件・人員配置基準・ユニットについて)
2.グループホームの形
3.メリット・デメリット
4.まとめ
1.グループホームとは
正式名称「認知症対応型共同生活介護」
通称「グループホーム」
【概要】
●認知症の高齢者に対して、共同生活住居で、家庭的な環境と地域住民と交流のもと、入浴、排泄、食事等の介護などの日常生活上の生活と機能訓練を行い、能力に応じ、自立した日常生活を営めるようにするもの。
●認知症の診断がついている方のみ入居できる施設です。
⇒認知症の方の対応に慣れているスタッフさんが多い=認知症対応のプロが対応してくれる。
【入居条件】
①65歳以上
②要支援2~要介護5の認定を受けている方
③「認知症」の診断を受けた方
④施設と同一の市区町村に住民票がある方
※認知症の診断とは、認知症の診断ができるお医者様から診断を受けないと入居要件に当てはまりません。
ない方は物忘れ外来などに行って診断を受けます。
また、地域に密着している施設の種類になるので、原則住民票のある地域でないと入居できません。
生活保護の方も入居できますが、生活保護法による指定を受けたグループホームであるかどうかによります。
グループホーム全体の居室で生活保護の方を受け入れている施設と、一部の居室のみで受け入れている施設があるので、注意が必要です。
【人員配置基準】
・介護従事者
日中➡3:1
夜間➡ユニットごとに1人
・計画作成担当者➡ユニットごとに1人
・管理者
⇒かなり手厚い人員配置です
3:1という人員配置は、特養さんや介護付有料さんのような手厚いと言われている施設さんではよく見かけますが、グループホームでは入居者の上限が9名となっているため、少人数に対しての人員配置としてはかなり手厚い、見守りに特化している施設であると言われています。
【ユニットについて】
●ユニットとは、共同生活を送る為の居住空間
1つのグループホーム1ユニット~3ユニット
●特徴
・5名~9名が定員
・キッチン、食堂、リビングがある。
・一人一部屋の個室
・介護スタッフはユニット毎に配置なので、見慣れた職員さんに毎日対応していただけます。
浴室やトイレが2~3個ついています。空間が1ユニットと言われています。2ユニットなら2階建て、3ユニットなら3階建て等が多いです。
2.グループホームの形
♦見取り図①

・よく見る形のユニットです。
リビングスペースを囲むように居室が配置されています。
・職員さんの目がより行き届きやすいです。
・居室の扉を開けたらすぐリビングです。
リビングスペースに職員さんがいるので、居室にいる入居者の方を見渡すこともできますし、職員さんが居室の清掃をしてくれていたり、入居者様がリビングスペースで過ごされている方もいます。
・常に人を感じやすいです。
♦見取り図②

・こちらもよく見るユニットです
リビングスペースがあって、廊下があり、向かい合わせで居室があります。
①のタイプよりも②のタイプの方が個室感が強いです。人は感じやすいですが、個室として独立したプライベート空間があるイメージです。
♦見取り図③
かなり珍しいタイプになります。

・大きい一軒家の1部屋に住むイメージです
・1つの建物に1ユニットです
・一軒家なのでよりアットホームであり、元々一軒家に住んでいた方には安心感があります。
・欠点として、階段があります。ホームエレベーターがあるグループホームさんが少ないため、階段を上り下りすることになります。リハビリにもなりますが、階段を上れなくなると生活ができなくなるので退去しなくてはならなくなります。
※いろいろな形がありますが、どんな形がご本人様にとってより良い空間になり得るのかを、見学した時に確認するべきポイントです。
3.メリット・デメリット
【メリット】
・認知症対応のプロによるケア(認知症の方のみいるため、職員さんの認知症に対する知識と経験が豊富です。)
・こじんまりとしていて、見守りが強く、見渡しやすい空間です。職員さんや入居者さんの負担が少なっています。
・アットホームで暖かい空間で、職員さんを感じやすい空間を作っています。
・個別ケアを受けられるのでコミュニケーションがとりやすいです。
➡認知症状の進行を遅らせることが期待できます
【デメリット】
・外部サービス(デイサービス)が受けられない。原則グループホーム内で介護保険をつかってしまうため、外部サービスが受けられなくなります。
・家庭的な空間が嫌な人もいらっしゃいます。例えばずっとお1人で暮らされていた方は、人を感じるのがストレスになる方もいます。
・他の入居者と合わない場合、居心地が良くない場合があります。
4.まとめ
・グループホームは認知症対応のプロ
・同じグループホームでもタイプが色々ある
・認知症の進行を遅らせることが期待できる
・認知症の方、万人にとって最適な施設というわけではない
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
今回は以上となります。
今回の内容をYouTubeでも配信していますので、そちらもぜひご覧いただければと思います!!
【専門家が徹底解説】認知症グループホームの特徴・メリットデメリット - YouTube
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0120-652-118
(ろうごにいいわ)
今日はご高齢者様向けのグループホームについて解説していきます。

〈目次〉
1.グループホームとは(概要・入居条件・人員配置基準・ユニットについて)
2.グループホームの形
3.メリット・デメリット
4.まとめ
1.グループホームとは
正式名称「認知症対応型共同生活介護」
通称「グループホーム」
【概要】
●認知症の高齢者に対して、共同生活住居で、家庭的な環境と地域住民と交流のもと、入浴、排泄、食事等の介護などの日常生活上の生活と機能訓練を行い、能力に応じ、自立した日常生活を営めるようにするもの。
●認知症の診断がついている方のみ入居できる施設です。
⇒認知症の方の対応に慣れているスタッフさんが多い=認知症対応のプロが対応してくれる。
【入居条件】
①65歳以上
②要支援2~要介護5の認定を受けている方
③「認知症」の診断を受けた方
④施設と同一の市区町村に住民票がある方
※認知症の診断とは、認知症の診断ができるお医者様から診断を受けないと入居要件に当てはまりません。
ない方は物忘れ外来などに行って診断を受けます。
また、地域に密着している施設の種類になるので、原則住民票のある地域でないと入居できません。
生活保護の方も入居できますが、生活保護法による指定を受けたグループホームであるかどうかによります。
グループホーム全体の居室で生活保護の方を受け入れている施設と、一部の居室のみで受け入れている施設があるので、注意が必要です。
【人員配置基準】
・介護従事者
日中➡3:1
夜間➡ユニットごとに1人
・計画作成担当者➡ユニットごとに1人
・管理者
⇒かなり手厚い人員配置です
3:1という人員配置は、特養さんや介護付有料さんのような手厚いと言われている施設さんではよく見かけますが、グループホームでは入居者の上限が9名となっているため、少人数に対しての人員配置としてはかなり手厚い、見守りに特化している施設であると言われています。
【ユニットについて】
●ユニットとは、共同生活を送る為の居住空間
1つのグループホーム1ユニット~3ユニット
●特徴
・5名~9名が定員
・キッチン、食堂、リビングがある。
・一人一部屋の個室
・介護スタッフはユニット毎に配置なので、見慣れた職員さんに毎日対応していただけます。
浴室やトイレが2~3個ついています。空間が1ユニットと言われています。2ユニットなら2階建て、3ユニットなら3階建て等が多いです。
2.グループホームの形
♦見取り図①

・よく見る形のユニットです。
リビングスペースを囲むように居室が配置されています。
・職員さんの目がより行き届きやすいです。
・居室の扉を開けたらすぐリビングです。
リビングスペースに職員さんがいるので、居室にいる入居者の方を見渡すこともできますし、職員さんが居室の清掃をしてくれていたり、入居者様がリビングスペースで過ごされている方もいます。
・常に人を感じやすいです。
♦見取り図②

・こちらもよく見るユニットです
リビングスペースがあって、廊下があり、向かい合わせで居室があります。
①のタイプよりも②のタイプの方が個室感が強いです。人は感じやすいですが、個室として独立したプライベート空間があるイメージです。
♦見取り図③
かなり珍しいタイプになります。

・大きい一軒家の1部屋に住むイメージです
・1つの建物に1ユニットです
・一軒家なのでよりアットホームであり、元々一軒家に住んでいた方には安心感があります。
・欠点として、階段があります。ホームエレベーターがあるグループホームさんが少ないため、階段を上り下りすることになります。リハビリにもなりますが、階段を上れなくなると生活ができなくなるので退去しなくてはならなくなります。
※いろいろな形がありますが、どんな形がご本人様にとってより良い空間になり得るのかを、見学した時に確認するべきポイントです。
3.メリット・デメリット
【メリット】
・認知症対応のプロによるケア(認知症の方のみいるため、職員さんの認知症に対する知識と経験が豊富です。)
・こじんまりとしていて、見守りが強く、見渡しやすい空間です。職員さんや入居者さんの負担が少なっています。
・アットホームで暖かい空間で、職員さんを感じやすい空間を作っています。
・個別ケアを受けられるのでコミュニケーションがとりやすいです。
➡認知症状の進行を遅らせることが期待できます
【デメリット】
・外部サービス(デイサービス)が受けられない。原則グループホーム内で介護保険をつかってしまうため、外部サービスが受けられなくなります。
・家庭的な空間が嫌な人もいらっしゃいます。例えばずっとお1人で暮らされていた方は、人を感じるのがストレスになる方もいます。
・他の入居者と合わない場合、居心地が良くない場合があります。
4.まとめ
・グループホームは認知症対応のプロ
・同じグループホームでもタイプが色々ある
・認知症の進行を遅らせることが期待できる
・認知症の方、万人にとって最適な施設というわけではない
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
今回は以上となります。
今回の内容をYouTubeでも配信していますので、そちらもぜひご覧いただければと思います!!
【専門家が徹底解説】認知症グループホームの特徴・メリットデメリット - YouTube
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