スタッフブログ
【2025年最新版】札幌の老人ホーム費用相場を徹底解説|入居一時金0円の施設もご紹介!
2025/04/19
札幌の老人ホーム費用相場徹底解説〜入居一時金0円の施設も紹介
老人ホームへの入居を検討する際、多くの方が気になるのが費用の問題です。「札幌の老人ホームにはどのくらいの費用がかかるのか」「年金だけでも入居できる施設はあるのか」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。本記事では、札幌市内の老人ホーム・介護施設の費用相場を施設タイプ別に解説し、入居一時金0円の施設情報や費用を抑えるポイントもご紹介します。
目次
- 札幌市の老人ホーム費用の基本構造
- 施設タイプ別の費用相場
- 札幌市内の入居一時金0円の施設
- 地域別の費用相場の違い
- 介護保険制度と自己負担額
- 隠れた追加費用に注意
- 費用を抑えるためのポイント
- 年金だけでも入居できる施設の探し方
- 費用面で後悔しないための確認事項
札幌市の老人ホーム費用の基本構造
老人ホームの費用は大きく分けて「初期費用」と「月額費用」の2種類があります。それぞれの内訳と札幌市の特徴を見ていきましょう。
初期費用(入居時にかかる費用)
初期費用には主に以下のものが含まれます。
- 入居一時金(入居金):
- 施設を利用する権利として支払う費用
- 札幌市内の相場: 0円〜500万円程度
- 全国平均と比較して札幌市は比較的低め
- 返還条件や償却期間が施設によって異なる
- 敷金:
- 家賃の数ヶ月分を預ける形式
- 札幌市内の相場: 0円〜30万円程度
- 退去時に原状回復費用を差し引いて返還されるケースが多い
- 事務手数料:
- 契約時の事務手続き費用
- 札幌市内の相場: 0円〜10万円程度
- その他初期費用:
- 前払い家賃
- 保証金
- 入居時健康診断費用
札幌市内の老人ホームでは、入居一時金が全国平均より低い傾向にあります。2025年3月時点での札幌市内の老人ホームの入居一時金平均は約50万円程度で、中央値は約10万円となっています。また、入居一時金が0円の施設も増えてきており、初期費用の負担を抑えた入居が可能になってきています。
月額費用(毎月かかる費用)
月額費用には主に以下のものが含まれます。
- 家賃(居住費):
- 居室の利用料
- 札幌市内の相場: 3万円〜10万円程度
- 立地や居室の広さによって大きく変動
- 管理費:
- 共用部分の維持管理費、事務費など
- 札幌市内の相場: 3万円〜8万円程度
- 食費:
- 1日3食の食事代
- 札幌市内の相場: 3万円〜6万円程度
- 北海道の食材を使った食事を提供する施設も
- 水道光熱費:
- 電気・ガス・水道の使用料
- 札幌市内の相場: 1万円〜3万円程度
- 冬季の暖房費が別途かかる施設も(札幌特有)
- 介護費用:
- 介護保険サービスの自己負担分
- 要介護度や所得に応じて変動
- 1割負担の場合: 月2万円〜4万円程度
札幌市内の老人ホームの月額費用の平均は約14万円、中央値は約13万円となっています。全国平均と比較すると、やや低めの水準と言えるでしょう。ただし、冬季の暖房費が別途かかる施設もあるため、年間を通した費用計算が必要です。
施設タイプ別の費用相場
札幌市内の主な施設タイプ別の費用相場を見ていきましょう。
特別養護老人ホーム(特養)
- 入居一時金: 原則なし
- 月額費用: 8万円〜15万円程度
- 特徴:
- 公的施設のため費用が比較的安い
- 要介護3以上が入居条件
- 多床室と個室(ユニット型)がある
- 待機者が多く、入居までに時間がかかる
- 札幌市内の状況:
- 各区に点在するが数が限られている
- 個室(ユニット型)の方が月額費用は高い
- 低所得者向けの減額制度あり
介護付き有料老人ホーム
- 入居一時金: 0円〜500万円程度
- 月額費用: 15万円〜30万円程度
- 特徴:
- 24時間介護スタッフが常駐
- 居室は個室が基本
- サービスや設備が充実している施設が多い
- 医療連携体制が整っている施設も
- 札幌市内の状況:
- 中央区、北区、東区に多い
- 高級タイプから低価格タイプまで幅広い
- 入居一時金0円プランを提供する施設が増加傾向
住宅型有料老人ホーム
- 入居一時金: 0円〜300万円程度
- 月額費用: 10万円〜20万円程度
- 特徴:
- 生活支援サービスは提供されるが、介護は外部サービスを利用
- 自立度の高い方から要介護者まで幅広く対応
- 介護保険サービスを別途契約する必要がある
- 札幌市内の状況:
- 各区に広く分布
- 比較的新しい施設が多い
- 入居一時金0円の施設が多い
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
- 入居一時金: 0円〜200万円程度
- 月額費用: 8万円〜18万円程度
- 特徴:
- 安否確認と生活相談サービスが必須
- 介護は外部サービスを利用
- バリアフリー設計が義務付けられている
- 札幌市内の状況:
- 近年急増している
- 郊外に大規模な施設も
- 入居一時金0円の施設が主流
グループホーム
- 入居一時金: 原則なし
- 月額費用: 12万円〜18万円程度
- 特徴:
- 認知症の方を対象とした少人数制の施設
- 家庭的な環境で共同生活
- 要支援2〜要介護5の認知症の方が対象
- 札幌市内の状況:
- 各区に点在
- 9人または18人定員の施設が多い
- 比較的安定した費用設定
軽費老人ホーム(ケアハウス)
- 入居一時金: 0円〜10万円程度
- 月額費用: 6万円〜12万円程度
- 特徴:
- 低所得の高齢者向け
- 所得に応じた減額制度あり
- 自立または要支援程度の方が対象
- 札幌市内の状況:
- 数が限られている
- 公的支援があるため費用が安い
- 待機者が多い施設も
札幌市内の入居一時金0円の施設
近年、札幌市内では入居一時金0円の施設が増えています。初期費用の負担を抑えたい方にとって、これらの施設は大きな選択肢となるでしょう。
入居一時金0円の施設タイプ
- サービス付き高齢者向け住宅:
- 札幌市内のサ高住の約80%が入居一時金0円
- 月額費用で運営を賄うビジネスモデル
- 契約更新料などの隠れた費用に注意
- 住宅型有料老人ホーム:
- 約70%の施設が入居一時金0円プランを提供
- 月額費用は中程度
- 敷金のみ必要なケースが多い
- 介護付き有料老人ホーム:
- 約50%の施設が入居一時金0円プランを提供
- 月額費用は比較的高め
- 入居一時金ありのプランと月額費用に差がある場合も
入居一時金0円施設の特徴と注意点
- メリット:
- 初期費用の負担が少ない
- 短期間の利用でも経済的
- 資金計画が立てやすい
- 注意点:
- 月額費用が割高に設定されている場合がある
- 退去時の原状回復費用が高額な場合も
- 長期入居の場合、トータルコストで割高になる可能性
- 確認すべきポイント:
- 敷金や保証金の有無と金額
- 退去時の費用(原状回復費用など)
- 月額費用の値上げ条件
- 入居後の追加費用の可能性
札幌市内のおすすめ入居一時金0円施設
札幌市内には多くの入居一時金0円施設がありますが、立地や設備、サービス内容などを総合的に評価すると、以下のような施設がおすすめです。
- 介護付き有料老人ホーム:
- 中央区・北区エリアの交通アクセスの良い施設
- 医療機関との連携が強い施設
- 24時間看護体制がある施設
- サービス付き高齢者向け住宅:
- 地下鉄駅から徒歩圏内の施設
- 食事の評判が良い施設
- 介護サービス事業所が併設されている施設
- 住宅型有料老人ホーム:
- 居室面積が広めの施設
- 共用スペースが充実している施設
- 冬季の暖房費が月額費用に含まれている施設
地域別の費用相場の違い
札幌市内でも、区によって老人ホームの費用相場には違いがあります。
中央区・北区
- 入居一時金平均: 中央区約160万円、北区約100万円
- 月額費用平均: 中央区約19万円、北区約16万円
- 特徴:
- 交通の便が良く、医療機関が充実
- 施設数が多く選択肢が豊富
- 市内で最も費用が高い傾向
東区・白石区・厚別区
- 入居一時金平均: 約50〜80万円
- 月額費用平均: 約13〜15万円
- 特徴:
- 比較的新しい施設が多い
- 費用は中程度
- 大型ショッピングセンターなどの生活利便施設が近い施設も
西区・手稲区
- 入居一時金平均: 西区約85万円、手稲区約40万円
- 月額費用平均: 約13〜14万円
- 特徴:
- 自然環境が豊か
- 費用はやや安め
- 広い敷地を持つ施設も
豊平区・清田区・南区
- 入居一時金平均: 約30〜60万円
- 月額費用平均: 約12〜14万円
- 特徴:
- 住宅街に溶け込んだ小規模施設が多い
- 費用は比較的安め
- 地域との交流が活発な施設も
介護保険制度と自己負担額
老人ホームの費用を考える上で、介護保険制度の理解は欠かせません。
介護保険サービスの自己負担割合
介護保険サービスの自己負担割合は所得に応じて異なります。
- 1割負担:
- 65歳以上で年金収入等が単身で280万円未満の方
- 札幌市内の入居者の約70%がこの区分
- 2割負担:
- 65歳以上で年金収入等が単身で280万円以上340万円未満の方
- 札幌市内の入居者の約20%がこの区分
- 3割負担:
- 65歳以上で年金収入等が単身で340万円以上の方
- 札幌市内の入居者の約10%がこの区分
特定施設入居者生活介護
介護付き有料老人ホームなどで提供される「特定施設入居者生活介護」の自己負担額の目安は以下の通りです(1割負担の場合)。
- 要支援1: 月約1.8万円
- 要支援2: 月約3.1万円
- 要介護1: 月約5.4万円
- 要介護2: 月約6.1万円
- 要介護3: 月約6.8万円
- 要介護4: 月約7.4万円
- 要介護5: 月約8.2万円
居宅サービスを利用する場合
住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅では、外部の居宅サービスを利用します。その場合の自己負担額の目安は以下の通りです(1割負担、区分支給限度額の7割程度利用の場合)。
- 要支援1: 月約1.5万円
- 要支援2: 月約2.5万円
- 要介護1: 月約4.2万円
- 要介護2: 月約4.9万円
- 要介護3: 月約6.8万円
- 要介護4: 月約7.8万円
- 要介護5: 月約9.2万円
負担軽減制度
低所得者向けの負担軽減制度もあります。
- 特定入所者介護サービス費(補足給付):
- 特養などの施設入所者の食費・居住費を軽減
- 預貯金等が単身で1,000万円以下などの条件あり
- 高額介護サービス費:
- 月々の介護保険サービスの利用者負担額の上限を設定
- 所得に応じて上限額が異なる
- 社会福祉法人等による利用者負担軽減制度:
- 社会福祉法人が運営する施設の利用料を軽減
- 市町村民税非課税世帯などが対象
隠れた追加費用に注意
契約時に見落としがちな追加費用について確認しましょう。
よくある追加費用
- おむつ代:
- 月に5,000〜20,000円程度
- 介護保険の給付対象外
- 施設によっては月額費用に含まれる場合も
- 理美容費:
- 1回2,000〜5,000円程度
- 月1〜2回の利用が一般的
- 医療費:
- 通院や薬剤費の自己負担分
- 医療保険の自己負担割合による
- レクリエーション費:
- イベント参加費や材料費
- 外出行事の交通費や入場料
- 日用品費:
- 石鹸、シャンプーなどの消耗品
- 施設によっては月額費用に含まれる場合も
札幌特有の追加費用
- 冬季暖房費:
- 10月〜5月頃まで必要
- 月5,000〜15,000円程度
- 月額費用に含まれているか確認が必要
- 除雪関連費用:
- 外出時の送迎サービス料金
- 家族の訪問時の駐車場除雪費用
退去時にかかる費用
- 原状回復費用:
- 居室の修繕費用
- 敷金から差し引かれることが多い
- 通常の使用による劣化は請求されないはず
- 契約解除料:
- 最低利用期間内の退去の場合
- 契約書に明記されているか確認
- 日割り計算の有無:
- 月の途中で退去する場合の日割り計算の可否
- 施設によって対応が異なる
費用を抑えるためのポイント
老人ホームの費用を抑えるためのポイントをご紹介します。
施設選びのポイント
- 公的施設の活用:
- 特別養護老人ホーム
- 軽費老人ホーム(ケアハウス)
- 待機期間を考慮した早めの申し込みが必要
- 多床室の選択:
- 個室より費用が安い
- プライバシーとのバランスを考慮
- 郊外の施設の検討:
- 中央区・北区より郊外の方が費用は安い傾向
- 交通アクセスと費用のバランスを考慮
- 新しすぎない施設の選択:
- 築5〜10年程度の施設は設備も整っており費用が抑えめな場合も
- 過度に古い施設は設備面で不安も
契約時の交渉ポイント
- 入居時期の調整:
- 空室が多い時期は交渉の余地あり
- 冬季は入居者が少ない傾向
- 複数入居の割引:
- 夫婦で入居する場合の割引制度
- 2人部屋の活用
- 前払い割引の活用:
- 数ヶ月分をまとめて支払うことによる割引
- キャッシュフローとのバランスを考慮
- オプションサービスの見直し:
- 必要なサービスのみを選択
- 外部サービスとの比較検討
公的支援制度の活用
- 介護保険の各種減免制度:
- 高額介護サービス費
- 特定入所者介護サービス費(補足給付)
- 社会福祉法人等による利用者負担軽減制度
- 生活保護制度:
- 資産や収入が一定以下の場合
- 札幌市の福祉事務所に相談
- 住宅手当:
- サービス付き高齢者向け住宅などで適用される場合も
- 条件を確認
年金だけでも入居できる施設の探し方
「年金だけで入居できるか」は多くの方の関心事です。札幌市内で年金だけでも入居できる施設の探し方をご紹介します。
年金額別の選択肢
- 月額年金10万円未満の場合:
- 特別養護老人ホーム(多床室)
- 軽費老人ホーム(ケアハウス)
- 生活保護制度の活用を検討
- 月額年金10〜15万円の場合:
- 特別養護老人ホーム
- 軽費老人ホーム(ケアハウス)
- 低価格帯のサービス付き高齢者向け住宅
- 郊外の住宅型有料老人ホーム
- 月額年金15〜20万円の場合:
- 中価格帯のサービス付き高齢者向け住宅
- 住宅型有料老人ホーム
- グループホーム
- 低価格帯の介護付き有料老人ホーム
- 月額年金20万円以上の場合:
- 介護付き有料老人ホーム
- 高価格帯のサービス付き高齢者向け住宅
- 立地条件の良い施設も選択可能
札幌市内の低価格施設の特徴
- 郊外型低価格施設:
- 清田区、南区、手稲区などに多い
- 月額10〜12万円程度から
- 居室面積はやや狭めの傾向
- 相部屋タイプの施設:
- 2人部屋や4人部屋で費用を抑える
- 月額8〜10万円程度から
- プライバシーとのバランスを考慮
- 食事回数を調整できる施設:
- 朝食・夕食のみのプランがある施設も
- 月額1〜2万円程度の節約になる
- 昼食は自炊や外食で対応
年金だけで入居する際の注意点
- 将来的な費用増加への備え:
- 要介護度の上昇による費用増加
- 物価上昇による月額費用の値上げ
- 医療費の増加可能性
- 預貯金の活用計画:
- 年金だけでは不足する分の補填
- 何年分の補填が可能か計算
- 子供からの支援可能性の確認
- 公的支援制度の確認:
- 介護保険の負担軽減制度
- 生活福祉資金貸付制度
- 高齢者住宅改修費助成事業
費用面で後悔しないための確認事項
最後に、費用面で後悔しないために確認すべき事項をまとめます。
契約前の確認事項
- 費用の総額計算:
- 初期費用と月額費用の合計
- 5年、10年単位での長期的な費用計算
- 要介護度上昇時の費用シミュレーション
- 契約書の細部確認:
- 返還金の条件と計算方法
- 解約時の条件と費用
- 料金改定の条件と頻度
- 追加費用の確認:
- おむつ代、理美容費などの実費
- 冬季暖房費の扱い
- レクリエーション費用
入居後の費用管理
- 定期的な費用見直し:
- 年に1回は費用の見直しを
- 不要なオプションサービスの解約
- 介護保険の更新時に負担区分の確認
- 家族との情報共有:
- 費用状況の定期的な共有
- 将来的な費用負担の相談
- 緊急時の費用対応の確認
- 公的支援制度の活用:
- 定期的に利用可能な制度を確認
- 市の福祉窓口に相談
- ケアマネジャーに相談
まとめ
札幌市内の老人ホーム・介護施設の費用は、施設タイプや立地、サービス内容によって大きく異なります。入居一時金は0円〜500万円程度、月額費用は8万円〜30万円程度が相場となっています。
費用を抑えるためには、公的施設の活用や郊外の施設の検討、多床室の選択などの方法があります。また、入居一時金0円の施設も増えており、初期費用の負担を抑えた入居が可能になってきています。
年金だけで入居できる施設を探す場合は、年金額に応じた施設タイプの選択や、公的支援制度の活用が重要です。契約前には費用の総額計算や契約書の細部確認、追加費用の確認を忘れずに行いましょう。
老人ホームの費用でお悩みですか?老後のあんしん札幌相談室では、ご予算に合わせた施設をご紹介しています。まずは無料相談で、あなたの不安や疑問を解消しませんか?
札幌市内の老人ホーム選びでお悩みですか?
老後のあんしん札幌相談室では、ご要望や予算に合わせた施設をご紹介しています。まずは無料相談で、あなたの不安や疑問を解消しませんか?